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竹林結界 ~慧音&妹紅合同ファンディスク~
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カードリスト 角色卡名稱 体力 回避 決死 屬性 蓬莱の人の形 藤原妹紅 24 2 4 Lv 咒力 符卡名稱 攻撃 迎撃 命中 性質 基本能力 1 2 時効「月のいはかさの呪い」 2 0 4 通常 低速移動(1) 1 2 不死「火の鳥 -鳳翼天翔-」 2 1 4 集中 貫通 1 3 藤原「滅罪寺院傷」 3 0 4 通常 1 4 滅罪「正直者の死」 4 2 5 擴散 2 2 虚人「ウー」 2 1 3 集中 貫通 誘導弾 2 4 貴人「サンジェルマンの忠告」 4 2 4 集中 2 4 蓬莱「凱風快晴 -フジヤマヴォルケイノ-」 5 0 0 通常 3 5 「パゼストバイフェニックス」 4 2 5 擴散 誘導弾 防壁(1) 3 6 「インペリシャブルシューティング」 5 3 6 擴散 2 3 蓬莱「瑞江浦嶋子と五色の瑞亀」 3 1 4 擴散 Lv 咒力 事件卡名稱 使用 協力角色 1 3 朱雀の炎 戰鬥 - 1 3 セルフバーニング 充填 - 3 5 永遠の苦輪 充填 - 3 3 フェニックスの尾 充填 - 2 2 竹林の火事 充填 - 1/1/1/1 8 EXTRAVAGANZA 戰鬥 八雲紫/フランドール・スカーレット/伊吹萃香 2/2 6 草木も眠る丑三つ時 戰鬥 上白沢慧音 1/1 4 終わらない戦い 戰鬥 蓬莱山輝夜 2/2 4 完全燃焼 充填 フランドール・スカーレット 1/1 3 メギド 充填 パチュリー・ノーレッジ 1/1 3 里守 充填 上白沢慧音 1/1/1/1 6 風林火山 戰鬥 八意永琳/八坂神奈子/東風谷早苗 1/1 7 核撃 充填 霊烏路空 Lv 咒力 支援卡名稱 配置 屬性 協力角色 2 4 宿敵 領導人 - 2 4 リザレクション 領導人 - 2 4 月まで届け、不死の煙 境界 - 2 2 紅の自警隊 領導人 -
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種族 名前 HP 弱点・耐性 ドロップ1 ドロップ2 出現場所 仲間 備考 超越 ライカンスロ-プ 120 雷突△闇○ 素早い木材(1%) 迷いの竹林 超越 リュカオン 480 雷突△闇○ 素早い木材(20%) 迷いの竹林 赤シンボル 付喪神 デスクスター 88 雷△光闇★ 壊れた財宝(1%) 迷いの竹林 鳥 モー・ショボー 93 雷突△殴○ 早業の短剣(6%) 壊れた財宝(1%) 迷いの竹林 A 獣 タイガー 270 火△地○ 壊れた財宝(1%) 迷いの竹林 コメント 名前 コメント
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東方Projectの舞台となる世界である幻想郷のなかにある区域の中の1つ。 本作4話の舞台。 ただでさえ迷いやすい竹林(景色の区別がつけにくいため)に加えて竹の成長が極めて 早く、すぐに景色が変わり多くの幻想郷の者を迷わせてきたためにこの名前が付けられた。 「迷いの竹林」の名が付く以前の古い名は「高草郡(たかくさごおり)」という。 非常に広く、地面には僅かな傾斜がついているため平衡感覚が狂いやすい。 また、人間が真っ直ぐに歩き続けられるのは目標や道標があるためであり、それらが期待できないことも一因であろう。 (リング・ワンダリング/ring wandering という森で遭難する原因の1つ) 光る竹や雀の宿、竹の花畑(竹の花は60年に一度しか咲かない)等を目撃した報告もあり 妖怪化した獣が多数住み着く危険地帯であるにもかかわらず、足を踏み入れる者はいる。 また、永遠亭がこの竹林の中にあるが辿り着くのは言うまでもなく困難である。 妹紅もこの竹林に住んでおり、永遠亭に用事がある者(主に永琳目当ての病人)の護衛・案内を生業としている。 てゐはよくこの竹林にいて、幸運にも彼女に出会った人間(主に迷った人間)は 「人間を幸運にする程度の能力」の恩恵を受けることとなる。 得られた幸運もこの竹林を脱出するのに消費されてしまうため±0になってしまうのだが。 輝夜曰く焼き鳥のメッカらしいが、その理由はどうも妹紅の火の鳥姿を見かけることから来ているらしい。 というか竹林が焼き鳥のメッカなわけがない。 余談だが、第21話のラストに作者が偶然設定していた竹林の壁紙が映ってしまっていた。
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竹林の火事 No.1819 竹林の火事 イベントカード 使用:充填 条件:妹紅2 呪力2 以下の2つ効果のうち1つを選択する。 1.使用条件のレベル合計が0のサポート1枚を捨て札置き場に置く。 2.使用条件に『妹紅』が含まれている自分のスペル1枚を捨て札に置く。自分のデッキからスペルカードを1枚抜き出し、それを準備状態で場に配置する。その後、デッキをシャッフルする。 イラスト:oso 考察 考察の入力。必須ではない。
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加入条件 解説 能力ステータスVITA版 耐性 符装 ラストワード 成長固有 武器 支援指揮官能力 コマンダースペル コメント 加入条件 早期加入が可能(Vita版は不可) 阿求にレシピを貰ったあと、もう一度話しかけると妹紅の情報を教えてもらえる 迷いの竹林を ↑↑↓↓←→←→ の順に進むと妹紅がいるので話せば加入 上記で仲間にしていない場合は永遠亭突入時に加入 解説 迷いの竹林の不死身の護衛兼案内人。種族は戦士。 HP・残機が多く、物理面に優れる前衛キャラ。全体的にステータスが高く、とにかくタフ。 更に戦闘不能になったとき、一定の確率で自動復活する。(POWを振り分けることで確率を上昇させることもできる) 蘇生技の無い序盤はコマンダースペルの「フェニックスの尾」が保険として役に立つ。 「フェニックス再誕」は博打になるため常用は難しいが、一人でも生き残れば良いファイナルアタック対策としては優秀。 運任せになるが、味方が壊滅状態になってもラストワードさえチャージできれば一気に立て直しが可能。 残暑にて待望の新技を多数習得 そこそこ威力の全体攻撃鳳凰烈風天翔 強力な単体攻撃であるフジヤマビッグエラプション 全体リレイズ付与のバゼストバイフェニックス 一部武器(ゴッドハンド、セイントハンド、フェニックスハンドで確認)装備時かつ拳スキル25で習得できるファイナルフィンガー などかなり強力なキャラに生まれ変わった、ありがとう北川大先生! また既存のスペカも攻撃力、命中率共に強化された。 反面、全て遠距離技から近距離技へと修正されたので、 一部のカウンター攻撃(大消化、死神の鎌等)を受けるようになった点には注意。 拳の成長項目が優秀なので、拳1択で育てるのがおすすめ。 特に拳修練3で習得するコンディション発生率2倍が強力で、 専用武器のダマスカスナックルを用いれば全編通して殆どのザコに大混乱の効果を与えられる。 他のキャラに比べると残機が極めて多い反面、ボムが少なく、 しかもレベルが上がって使えるようになる符装全てがスペカ・ラスペなので、 出来れば専用防具や装飾品で少しでも最大値を増やしたい。 符装が揃ってボムも充実してくればようやく本領が発揮できる、 まさに大器晩成のキャラともいえるだろう。 能力 ステータス Lv HP MP 残機 ボム STR DEX INT VIT AGI POT 物攻 物防 魔攻 魔防 命中 回避 誘発 抵抗 速度 1 22 10 11 3 16 6 4 13 11 7 15 13 4 0 5 3 3 1 122 10 73 45 11 3 22 9 7 18 16 10 21 18 16 0 5 5 4 2 132 20 143 78 11 3 28 13 10 24 21 14 27 24 31 0 5 7 6 3 142 99 622 278 11 3 80 42 36 68 62 44 78 68 183 0 5 20 21 11 224 VITA版 Lv HP MP 残機 ボム STR DEX INT VIT AGI POT 物攻 物防 魔攻 魔防 命中 回避 誘発 抵抗 速度 70 638 231 11 3 78 43 38 72 60 50 76 72 144 0 5 20 21 12 220 99 779 312 11 3 99 59 52 97 81 68 97 97 225 0 5 27 29 17 262 耐性 火● 闇- 水△ 魔- 地- 斬- 雷- 突- 光- 殴○ 符装 名称 系統 ボム 消費MP 範囲 遅延 属性 説明 習得条件 月のいはかさの呪い 物理 ☆ 11 小拡 1 ? [?属性][拡散]呪いを与える。威力:中 最初から 正直者の死 物理 ☆ 5 単体 2 ? [?属性][シールド無視]威力:中 最初から 鳳翼天翔 物理 ☆ 17 全体 3 ? [?属性][追加属性:火][全体]灼熱を与える。威力:小 最初から 徐福時空 ☆ 16 単体 2 - リレイズと再生を与える。 レベル25 フジヤマヴォルケイノ 物理 ☆ 13 単体 2 ? [?属性][追加属性:火]灼熱を与える。威力:大 レベル45 パゼストバイフェニックス ☆☆ 64 全体 3 - [ラストスペル][全体]リレイズを与える。 レベル57 鳳凰烈風天翔 物理 ☆ 34 全体 4 ? [?属性][追加属性:火][全体]灼熱を与える。威力:中+ レベル73 フジヤマビッグエラプション 物理 ☆ 26 単体 3 ? [?属性][追加属性:火]灼熱を与える。威力:特大 レベル84 ラストワード 名称 系統 範囲 説明 フェニックス・リザレクション 全体 蘇生と生存者のHP回復 成長 固有 + ... 種類 名称 効果 必要ABP 鳳凰 鳳凰の爪1 物理攻撃 +10 1 鳳凰の羽1 物理の詠唱速度 +5% 2 鳳凰の爆炎 火の属性強度 +10% 3 鳳凰の爪2 物理攻撃 +20 5 鳳凰の羽3 物理の詠唱速度 +15 7 鳳凰の息 誘発 +10 10 鳳凰の爪4 物理攻撃 +40 13 鳳凰の羽3 物理の詠唱速度 +25% 16 鳳凰の嘴 必殺 +5 20 鳳凰の爪4 物理攻撃力 +60 25 永夜 永夜の壁1 シールドの防御力 +15% 1 夜の帳1 物理防御 +10 2 永夜バリア1 耐性:火 +1地相 火 30 3 不可視の夜 回避 +5 5 夜の帳2 物理防御 +20 7 永夜の壁2 シールドの防御力 +30% 10 夜の帳3 物理防御 +30 13 永夜バリア2 耐性:火 +2地相 火 80 16 永夜レジスト 抵抗 +5 20 夜の帳4 物理防御 +40 25 蓬莱 HPブースト1 HP +10% 1 蓬莱ブースト1 オートリザレクションの発生確率 +5 2 HPブースト2 HP +20% 3 蓬莱ブースト2 オートリザレクションの発生確率 +10 5 HPブースト3 HP +30% 7 蓬莱ブースト3 オートリザレクションの発生確率 +15 10 HPブースト4 HP +40% 13 不死身 残機 +2 ボム +1 16 蓬莱ブースト4 オートリザレクションの発生確率 +20 20 HPブースト5 HP +60% 25 ハンドポケット MPブースト1 MP +10% 1 居合い抜きスペル スペカのディレイ -1 2 居合い抜き弾幕 通常弾幕のディレイ -1 3 高速ハンドポケット術 物理スキルの詠唱速度 +5% 5 MPブースト2 MP +20% 7 追加ボム ボム +2 10 高速スペルカード術 スペカの詠唱速度 +10% 13 居合い抜きの達人 物理スキルのディレイ -1 16 MPブースト3 MP +30% 20 ハンドポケットマスター 物理スキルの消費MP -25% 25 武器 + ... 種類 名称 効果 必要ABP 剣 ファルコンスラッシュ 先制の単体攻撃 1 剣修練1 攻撃力 +10 命中 +10 2 カマイタチ 一列遠距離攻撃 [隠し効果:剣スキルのダメージ+5%] 3 ダブルアタック 通常攻撃時に連続攻撃が発動 5 ソニックブレード 単体遠距離攻撃 [隠し効果:剣スキルのダメージ+10%] 7 剣修練2 攻撃力 +25 命中 +25 10 メテオザッパー 全体遠距離攻撃 [隠し効果:剣スキルのダメージ+15%] 13 ウィズインベスト 強打強度、属性強度 +15% 16 剣修練3 攻撃力 +40 命中 +30 20 ドラゴンファングストライク 単体近距離攻撃 [隠し効果:剣スキルのダメージ+25%] 25 槍 レッグスルー 単体近距離攻撃+転倒 1 槍修練1 攻撃力 +10 命中 +10 2 ポールスィング 一列攻撃 [隠し効果:槍スキルのダメージ+5%] 3 インデュアキャンセル 敵の突耐性を -1する 5 インペイルチャージ 貫通攻撃 [隠し効果:槍スキルのダメージ+10%] 7 槍修練2 攻撃力 +20 命中 +20 物理スキルのディレイ -1 10 ドラゴンウェイブ 貫通攻撃 [隠し効果:槍スキルのダメージ+15%] 13 槍修練3 攻撃力 +35 命中 +35 物理スキルのディレイ -1 16 金剛力 物理攻撃時に両手がふさがらない 20 ヴォイドスライス 貫通攻撃 [隠し効果:槍スキルのダメージ+25%] 25 斧 スタンブロー1 単体近距離攻撃+麻痺 1 斧修練1 攻撃力 +15 命中 +5 2 ボーンクラッシュ 単体近距離攻撃+防御力低下 [隠し効果:斧スキルのダメージ+5%] 3 テンプルクラッシュ 単体近距離攻撃+攻撃力低下 [隠し効果:斧スキルのダメージ+10%] 5 斧修練2 攻撃力 +35 命中 +10 7 撲殺法 敵の防御力の影響を受けにくくなる 物理攻撃のコンディション発生率上昇 10 ヘルズクラッシュ 単体近距離攻撃+全能力低下 [隠し効果:斧スキルのダメージ+15%] 13 斧修練3 攻撃力 +50 命中 +15 16 ブラントマスター 物理スキルの消費MP -25% 20 フューリアルハウリング 単体近距離攻撃 [隠し効果:斧スキルのダメージ+25%] 25 拳 ボディブロー 単体近距離攻撃+速度低下を与える 1 拳修練1 攻撃力 +10 命中 +5 2 マッハパンチ 複数回攻撃[隠し効果:ファイナルフィンガーを含む拳スキルのダメージ+5%] 3 ノーガード戦法 物理カウンター 10% 5 拳修練2 攻撃力 +25 命中 +15 7 顔面パンチ 単体近距離攻撃+誘発低下[隠し効果:ファイナルフィンガーを含む拳スキルのダメージ+10%] 10 クロスカウンター ストライクバック[隠し効果:ファイナルフィンガーを含む拳スキルのダメージ+15%] 13 拳修練3 攻撃力 +45 命中 +25 物理攻撃のコンディション発生率2倍 16 闘魂 物理攻撃が確率で連続発動する 20 ソウルフィンガー シールド防御不可能[隠し効果:ファイナルフィンガーを含む拳スキルのダメージ+25%] 25 専用武器スキル 名称 系統 消費MP 範囲 遅延 属性 説明 習得条件 ボディブロー 物理 4 単体 - ? 速度低下を与える 拳1P マッハパンチ 物理 8 単体 - ? 複数回攻撃:1~4 拳3P 顔面パンチ 物理 8 単体 - ? 誘発低下を与える 拳10P クロスカウンター 物理 12 自分 - ? ストライクバック 拳13P ソウルフィンガー 物理 16 単体 - ? [退魔]。シールド防御不可能。 拳25P ファイナルフィンガー 物理 16 単体 - ? [退魔]。シールド防御不可能。防御無視:大 拳25P+特定の武器を装備 支援 指揮官能力 致死ダメージを受けた際に時々耐える コマンダースペル 名称 消費ボム 説明 使用条件 フェニックスの尾 1 [コマンダースペル][全体]死者をランダムに一人生き返らせる フェニックス再誕 3 [コマンダースペル][全体]このターン致死ダメージを受けた際に高確率で耐える コメント 固有技が無いに等しいので、雑魚戦では槍、ボス戦では斧の方が使い勝手が良い(そのステージでの宝箱やドロップにもよるが -- 名無しさん (2010-08-23 07 48 01) ラストワードは全体蘇生だったかな? -- 名無しさん (2010-08-23 21 54 52) ラストワードは「フェニックス・リザレクション」。死者蘇生と生存者のHP回復ですね。 -- 名無しさん (2010-08-23 22 06 55) 拳20の闘魂だが、発動した事無いけど超低確率?それともバグか? -- 名無しさん (2010-08-26 21 25 42) 後半の拳武器にステ異常が付いてないのが悲しい -- 名無しさん (2010-08-26 22 24 02) うちも闘魂発動せず。マッハパンチもHIT数安定しない。妹紅いらない子・・ -- 名無しさん (2010-08-29 18 24 31) 補助無しでもマッハパンチが3ヒットすればゆっくりシスターズ1撃です。バタフライ無いとすぐガス欠しますが以外とイケてる -- 名無しさん (2010-08-30 19 02 12) 闘魂なんだが一度武器外すとか、拳のスキル0にして振り直すと出るようになる様な気がします。なので、もこたん使ってあげてくれ -- 名無しさん (2010-08-31 23 42 19) スマン、マジで気のせいだったよ、、出てたのカウンターかよ -- 名無しさん (2010-08-31 23 52 46) 妹紅がいると壊滅しても 妹紅オートリザレクション→フェニックス・リザレクションで挽回の可能性が・・・!・・・かけるには辛いですかそうですか・・・ -- 名無しさん (2010-08-31 23 55 32) 期待していると蘇生してくれないからね・・・、ザコ戦とかはいいんです不死鳥の如く蘇らなくても・・・。 -- 名無しさん (2010-09-01 00 07 43) もこたん確かに火力不足……と思っていたが、よく考えたらパッド長とみょんの火力が異常なんだよな。 -- 名無しさん (2010-09-06 22 42 53) マッハパンチ(キック)が1~4回攻撃でばらつきすごいからなぁ。最低2なら使いやすいんだけど -- 名無しさん (2010-09-06 23 17 29) 指揮官としては非常に優秀 -- 名無しさん (2010-09-08 12 58 24) めんどくさい雑魚にダマスカスナックルの大混乱が入ると一気に楽になる、カウンターからも入るので前衛の防御担当にオススメ。 -- 名無しさん (2010-09-14 15 55 36) 試してみたけどバク情報にあるとおり闘魂は機能していない。武器一旦外したらOKという情報はノーガード戦法がたまたま発動した際の見間違いかも…。 -- 名無しさん (2010-09-18 01 12 33) さっきリアルに最後の1人になってからリザレクション使う機会があったが軽くイキかけました・・・気持ちいいいいいいいい -- 名無しさん (2010-09-18 03 01 26) 1.05にて闘魂修正確認 -- 名無しさん (2010-09-20 16 05 12) 拳に範囲や貫通攻撃があれば… -- 名無しさん (2010-09-22 14 03 28) かなりギャンブルになるけどマッハパンチ+闘魂発動でかなりの威力になる(マッハが2~4の回数になれば・・・ -- 名無しさん (2010-09-27 15 42 03) 基本スペックは高いのに、それを活かすスペカなどがないのがなぁ……ある意味最も不遇なキャラだよな -- 名無しさん (2010-09-27 17 09 23) 月のいはかさの呪いは遅延も1だし使いやすいけど燃費がねぇ・・・ -- 名無しさん (2010-09-27 19 03 39) マッハパンチ連続発動で大混乱バラまいてくれるのを期待してる。火力は他のキャラで担当出来るし -- 名無しさん (2010-09-30 00 22 22) 固有技が全部ボム消費なんだよな……そのせいでチェイスも狙えん -- 名無しさん (2010-10-01 08 10 55) 鳳凰天翔はソニックストリームと組み合わせれば先制で灼熱にできる事が多いから、タメたり能力付加のために1ターン時間稼ぐのによく使う。ダマスカスだと大混乱が入ることも。 -- 名無しさん (2010-10-08 03 57 34) コナミコマンドで早期加入する訳だが、コナミのゲームで「火の鳥」があったけど、もしかしてこれ繋がりって事かな? -- 名無しさん (2010-10-10 17 58 16) もこたん普通に火力になるぞ!!ラスダンのドリュアデスクイーンやらデスライダーやら火弱点にフジヤマヴォルケイノで4kくらい与えてくれる。 -- 名無しさん (2010-10-10 18 07 02) ↑ちなみにレベル67、一撃の拳装備だった。能力上昇アクセ装備なし、魔法での能力上昇無し、陣形はソニックストリーム。 -- 名無しさん (2010-10-10 18 19 47) もこたん強化されてる! フジヤマが火弱点に6kとか出る -- 名無しさん (2010-10-11 09 27 54) 追加属性の修正でスペルの威力がグンと上がったね -- 名無しさん (2010-10-15 00 21 40) 追加パッチ、もしくはEXで新スペルとか追加されないだろうか?インペとか -- 名無しさん (2010-10-31 20 34 44) 速攻狙いの場合バルカンのアミュレット+フジヤマがかなり良い -- 名無しさん (2010-12-04 12 53 45) ↑マジで?参考にしてみるよ -- 名無しさん (2010-12-04 23 34 49) ソウルフィンガーに防御半減がついてる様な気がする -- 名無しさん (2010-12-14 18 22 26) ソウルフィンガーってそもそも防御無視じゃね? -- 名無しさん (2010-12-17 01 14 51) 解説にはちくまネタは必要なのか? -- 名無しさん (2011-01-04 22 02 10) いいんじゃない?暴走しなきゃw -- 名無しさん (2011-01-04 22 33 52) 実際にロマカノ北川並に強化されてるからね、流石に明鏡止水は習得しなかったけど -- 名無しさん (2011-01-04 23 33 22) 残暑からLv25で「徐福時空」習得 -- 名無しさん (2011-01-08 14 09 05) 槍装備して遅延0にしたビッグエラプション連発が強い -- 名無しさん (2011-01-08 14 34 33) 強化されて唯一の不安はボムの少なさだけど覚醒した魂装備で補えるしバゼストで全体リレイズ化と対ボスでもメインで使うか指揮官にするか迷う、今回一番強化されたキャラではなかろうか。 -- 名無しさん (2011-01-11 15 10 02) メンバー入れてても蘇生できる技もほしかったかな^^;蘇生がラスワ絞りなのは相変わらずだからなぁ.... -- 名無しさん (2011-01-12 01 03 51) 新武器のセイントハンド装備して拳の成長をソウルフィンガーまで上げたら符装に「ファイナルフィンガー」が出ました。「消費MP16・退魔・?属性・単体・遅延無し・ シールド無視効果 大 一部の拳を装備時に使えるスキルだ。」他の拳装備では出ませんでしたが、ゴッドハンドでも出るかも。既出だったらすみません。 -- 名無しさん (2011-01-15 13 54 31) ↑解説にありましたね、失礼しました。専用武器スキルのところだけ見てました; -- 名無しさん (2011-01-15 14 44 33) セイントハンド+拳25Pでもファイナルフィンガーが追加されないんですがLvも必要なんだろうか、ちなみにLv69です。 -- 名無しさん (2011-01-25 03 00 50) ↑解決しました、別の武器使ってた時に入れてたソウルフィンガーつけっぱの場合は一度外さないと出てこないんですね。 -- 名無しさん (2011-01-25 17 50 14) 迷いの竹林、入ってから↓↑だけで終わらないか? -- 名無しさん (2011-02-16 21 27 12) 火神の鎧とバリアで毎ターン100か200位相回復するんでアリスがいれば二人で耐えて高確率でラスワ狙えます。 -- 名無しさん (2011-02-17 17 11 58) 妹紅の指揮官能力は不耐を無視するようです。まあ運頼みになりますが -- 名無しさん (2011-02-21 02 42 38) ver2.06にしたら、竹林に入った次点で妹紅がいた。 -- 名無しさん (2011-02-22 14 20 09) ラスダンまで博霊タイプ+妹紅盾でずっとやってこれた。メイン盾+チェイス要員としてかなり優秀。しかしMPが少なく高レベルスキルが強いのに聖コマンダーでも連発できない -- 名無しさん (2012-01-08 14 29 08) 無理にでもガルガリンからマジックリング3をもらっておくといい -- 名無しさん (2012-01-08 19 09 58) もこたん普通に強いな・・・ -- 名無しさん (2012-03-04 13 36 43) ボムさえ上げてやれば火力の高い技を連発できるし、そんなに見劣りはしないね。相手の耐性次第だけど -- 名無しさん (2012-11-29 04 33 15) ビッグエラプションは追加が火なので白蓮のエレメンタルウェポンで火を付与すれば火弱点の相手にはダメージが増す ゴッドイーター相手に10万出したときは笑った やわらかいケドさぁ… -- 名無しさん (2013-09-30 06 14 32) 徐福時空で毎ターンHP回復しつつラスワを粘ってみたら案外いけた -- 名無しさん (2014-05-04 14 29 21) 加入条件の「レシピを貰った後、もう一度話しかけると教えてもらえる」とありますが、いくら話しかけても「今は力になれません」と言われ情報を入手出来ません。何が問題なのでしょうか? -- 名無しさん (2016-05-01 17 35 51) ↑それはVITA版の話ですかな?恐らく、そっちだと白蓮共々早期加入は廃止されてる模様 -- 名無しさん (2016-05-01 19 37 47) 初級者に配慮した攻略だから仕方ないが 小慣れると使い方が記事とかけ離れて来るキャラだね。 保険コマンダーの例が多いが完全に前衛向きだし 拳の状態付与なんか倒すの遅くなるだけだし... と、攻略例よりかな~り使いやすい印象。 -- 名無しさん (2016-05-20 02 55 36) ↑↑まじか・・・1時間放置した電池よ噛むバック! -- 名無しさん (2016-06-05 21 21 40) 拳は残暑セイントハンドから。 本編では追加の行動制限を狙うより倒した方が安全、ボム目的の一撃の拳も草薙剣があれば不要。 消費MPの兼ね合いで終盤まで使いづらいので汎用武器の方がストレス無く進める。 -- 名無しさん (2016-11-30 18 56 19) 徐福時空って即死食らった時は発動しなかったけど、あくまでダメージだけなのかな -- 名無しさん (2016-12-23 06 41 46) ↑ダメージっていうか、瞬間効果扱いのもの(即死、除外、解呪、不耐など)には発動しない -- 名無しさん (2016-12-23 07 48 28) 蓬莱最大なのにオートリザレクション一度も発動した事ないわ。確率だから運なのは理解してるんだが、低いなら他の覚えた方が良いのかな。 -- 名無しさん (2016-12-23 14 00 38) 結構な長期戦だと出るけど、狙っては期待できないね。起きても次ターンですぐ倒されるときもあるし、超長期戦を狙ってる時はむしろ起きて欲しくない……ただ、残機の多さが活かせるのは好材料だと思う。普段は残機多くてもあまり恩恵感じないしね(蘇生手段の回数が限られ残機に見合わない。そして蘇生手段には当の妹紅由来のものも多い) -- 名無しさん (2016-12-23 14 49 03) 実用例は妖夢即死50回を稼ぐ時、起き上がり木偶に使えた程度。早苗蘇生ボムと妹紅残機が尽きて即死のみで敵味方全滅させる頃には半数稼げる -- 名無しさん (2016-12-23 16 16 06) あと亜人戦法とか。PCの頃はスキルが6枠しかなく治せない時は殺してリセットする。時空停止中も自動蘇生するのでプラベとは相性が良いが...使えたもんじゃなかったよ。 -- 名無しさん (2016-12-23 16 32 55) 即死攻撃持ちのボスが多いせいで指揮官固定になりがちだから、前衛で採用できる方法模索中だけど、そうなると蘇生役は早苗しかないのがな。LWは運要素が絡むし -- 名無しさん (2016-12-24 11 00 08) 受けきるつもりでも無けりゃ指揮官起用なんて勿体無いだろ。ボス戦で蘇生使う戦法って余計キツくない? -- 名無しさん (2016-12-24 12 41 49) こだわりが無い限りは妹紅で蘇生させるよりアリスで耐えた方が良いと思うけどな。妹紅の耐えるor蘇生スキルはHP0にならないと発動しないし、HP0になった時点でそれまでのコンディションが解除されるしね。 -- 名無しさん (2016-12-24 13 11 11) 妹紅をスタメンか指揮官かは「ゲームの進行度」と「妹紅の成長度」と「プレイヤーの習熟度」によって変遷していくと思う。拳が変わって、異常撒きやフィンガー追加されるタイミングや、ヴォルケイノを覚えるときにスタメン性能が上がるし、その頃には妹紅が有効なボスや分割戦もある。さらに理解が進んでくると、一周まわって指揮官妹紅に保険以上の使い方もできるようになる。妹紅スタメンを推す人はだいたいは慣れてきてる人なので、注釈つけてくれるけど、まさに「受けきる」に「こだわる」と他では代わりのできない指揮官になる。 -- 名無しさん (2016-12-24 13 59 45) ↑死亡にはならずとも、内部的には1度HP0になってコンディションも解除されるから、受けきれていないのでは…っていうのは野暮か。 -- 名無しさん (2016-12-24 15 34 41) ↑うむ。「耐えた!」って出るだけで、実際にはその場で蘇生してるだけだね。(続) -- 名無しさん (2016-12-24 17 51 47) (続)妹紅指揮官での受け切りは、↑の人たちが示唆しているように主にアリス(場合によっては神霊結界組)を使うことになる。1つは絶対に倒れないキャラのみを残し、相手のMP(相手によってはボム)が切れるまで粘り込み、粘り切ったら順次アタッカーを蘇生で起こしていく。(蘇生ランダムなのでケアにかばう、囮など) もう1つは、フェニックス再誕で全体自傷して瀕死状態を作り(全部これ頼みだと失敗しやすいので、ある程度調整)チベット・レギオンループの補佐をする。自動再生がキツい相手だったり、相手の攻撃属性が少なかったりする場合などは、後者を用いるケースもある。 -- 名無しさん (2016-12-24 18 01 06) 遅延消してシウコアトルでフジヤマヴォルケイノ連打が仲間回収クエストにお世話になった -- 名無しさん (2016-12-28 05 08 11) 名前 コメント
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「死を知らない私は闇を超越する。 暗い輪廻から解き放たれた美しい弾幕を見よ!」 『東方Project』の登場キャラクター。初出は『東方永夜抄』にExtraステージボスとしての登場。 名前の読み方は「ふじわら の もこう」。 魂が好きな所に新しい身体を生み出して蘇生出来る「蓬莱人」と化した人間の少女。 要は不老不死である(ただし痛みは普通に感じるし記憶に残る)。 大きさを持たない魂のみが本体であるため、 首が飛ぼうが心臓が破裂しようが全身を切り刻まれようが砕かれようが焼かれようが死ぬ事は無い。 ちなみに、魂が抜けた身体はすぐに滅びる。 二つ名は「蓬莱の人の形」「焼死しない人間」「紅の自警隊」。ファンからの愛称は「もこ」「もこ」「もこたん」など。 専用BGMは「月まで届け、不死の煙」。 + 詳細な原作設定 『竹取物語』を題材に取った『東方永夜抄』において、竹取物語の時代と現代幻想郷をつなぐキャラクター。 とある「貴族」の娘であり、父が蓬莱山輝夜(かぐや姫)に恥をかかされたため、輝夜を目の仇にしている*1。 不老不死になる前、輝夜が表向き月に帰った後、輝夜が「大切な人」のために残した壺を奪う事で嫌がらせをしようと企み、 その「大切な人」であった当時の帝の勅命を受けて壺を運んでいた調岩笠(つきのいはかさ)の後を付けて壺を奪おうとした。 しかし準備不足で力も無かったため山道で逆に岩笠に助けられ、富士山山頂で壺を処分する所まで同行する事になるが、 そこに現れた水の神の咲耶姫に薬の処分を妨げられると同時に、薬が不老不死の薬である事を聞かされる。 そして、改めて薬を処分するために岩笠が富士山から下山する時に、「不老不死」という言葉に魔が刺してしまい、 気が付いたら壺を強奪し、服用して不滅の身となった。不老不死になってから現代までの間に1300年程経っている。 不老不死になってからの最初の約300年間は、岩笠を殺した事を死ぬほど後悔しながらも、 成長しないため人間に嫌われる身を隠して悲しく生き、次の約300年は世を恨んで目に付いたモノを何であろうと退治し、 次の約300年間は妖怪退治も物足りなくなり何事もやる気を無くしていたが、 次の約300年間で宿敵である輝夜と幻想郷で再会し、殺し合う(お互い死なないが)事に楽しみを見出し、それが日常となった。 輝夜からは度々刺客を送られたりしている。 ちなみに髪が白くなったのは蓬莱の薬服用時だと思われる。それ以前は黒髪の幼い少女だった。 『東方永夜抄』の後、永遠亭の魔法が解かれてからは生活が変化したらしく、 竹林で迷った人間を守って人里に送ったり、永遠亭で医者を始めた八意永琳の下に人里から患者を運んだりと、 幻想郷の人間社会に適合しながら暮らしている。 里の人には頼られており、人間が永遠亭に行くなら妹紅にアポをとれば確実であるとされる(護衛というか人間救急車とでもいうか)。 今では人間からの感謝が生きる支えで、不老不死でも恐れられない幻想郷を楽園のように思っている。 輝夜に対しては恨みが尽きたわけでもないようだが、「住処を変え続けてきた」という経歴で共感するものがあったり、 『求聞史紀』では一緒に山火事の消火活動をしたり(そもそも山火事になった原因はこの二人の殺し合いが原因の可能性大だが)、 顔を見たら問答無用でいつでもどこでも殺し合う訳では無い様子である。 『儚月抄』では輝夜との殺し合いは「定期的」である事が言及されていたり、 宿敵であり、不老不死の自分が退屈せずに生きる事が出来る理由でもある輝夜が月に帰る事を、内心恐れている事が明らかになっている。 蓬莱の薬による「死なない程度の能力」を持つ他に、長生きする内に炎を操る能力と札を使う術を独自に身に付け、そこらの妖怪では歯が立たない (つまり、炎を操る能力は蓬莱の薬によって得たものではない)。 不老不死の象徴か、火の鳥を模した弾幕(輝夜からは焼き鳥と言われている)をよく使う。 なお「妹紅」は元の名を捨て自身で付けたもので、植物のワレモコウに由来するらしい*2。 その不死っぷりは、西行寺幽々子の力を持ってしても死を与える事は出来ないが、ずっと戦い続けられるといった性質のものではない。 そんな事をしたら翌日筋肉痛になってしまうとか。 また、彼女(というか蓬莱人全般)の生き肝を食せばその者も不老不死になれる。 公式で「竹林に住んでいる」と明言されているが、どうやって生活しているかは不明である。 仮に彼女に訊いても、「ただの健康マニアの焼き鳥屋だ」と冗談交じりの返答が返ってくるのみ。 おかげで人里では忍者の末裔ではと空想されていたりする (数百年前に迷いの竹林の妖怪を忍者が集団で狩っていたとされる伝説があった為だが、もしかすると伝説の発生源も妹紅なのかもしれない)。 腹は減るが、食べなくても死なず、布団で横にならずに、床に直に座ったまま寝る習慣がある。 『永夜抄』の3ボス兼EX中ボスである上白沢慧音については、EX内で「あの人間には指一本触れさせない!」と発言しただけであるが、 小説作品『東方儚月抄』において、慧音が妹紅にとって数少ない理解者である事が描写されている。 また、同作においては、いくら竹林とはいっても普通に家屋住まいである事も判明している。 『深秘録』にて弾幕アクションに参戦。 竹林にオカルトボールを奪いに来る輩を迎撃していたが、その中の「黄泉比良坂」のオカルトボールに興味を持ち、重い腰を上げる。 そして外界で出会った宇佐見菫子と時間制限付きの一勝負を経て、互いを認め合う仲になった。 董子が幻想郷の住人に総出で追い回される危機に直面した際も、一人だけ再会を喜んで道案内をしている。 「竹林インフレイム」という対戦BGMがあり、ストーリーモードでは実質彼女専用のもの。 + 二次創作での扱い 「~じゃないか」「~だろう」など、二次創作では男勝りな口調と振る舞いで良く描かれているが、 「~なのかしら」「~なのよ」という風に『永夜抄』では普通の女の子の口調と振る舞いである。 やさぐれ(?)口調が定着した理由としては、好戦的な台詞が多い事、 東方キャラクターでは珍しくズボン(もんぺ)を履き、 そのポケットに両手を突っ込んでいる立ち絵がやけに男らしく見えた事、などであると思われる。 が、後に出た公式書籍『東方儚月抄』の小説版や『深秘録』では二次創作に近い男性口調であった (二人称が「お前」な点など。厳密には中性的口調といった感じだが)。 まあ幻想郷では良くある事である。 また、そのキャラ付けと能力の関係から、煙草を吸っている描写が多い。 しばしば東方のイケメン担当なんて言われたりもする。 生活資金については本当に焼き鳥屋を営んでいる、人里から永遠亭への護衛兼案内人として謝礼を貰っている、 竹炭やタケノコなどを人里に売りに来ているなど、ファンには色々と想像されているが、真相は富士の火口の中である。 というか、幻想郷の住人でどうやって生計を立てているのか明らかになっている者は殆ど居ない。 その設定、過去に加え、ハンドポケットないでたちや男前な態度、 炎を操る能力のかっこよさからEXボスとしては高い人気を誇る。 「露出度(出演数)が少ないキャラ」の中で多大な人気を誇り、人気投票にて何度もベスト10入りするなど、 ある意味東方におけるそういうポジションのキャラの代表格と言えるキャラだった。 『東方緋想天』発表時はラスボスである輝夜と共に参戦を望まれていたが、実際に参戦したのはウサギだけであった。 ちなみに、一匹狼的なイメージが強いのかカリスマ云々といった話題が少ないという、 東方Projectのボスキャラクターにしては珍しい立ち位置に居る。 上記のような設定から、二次創作では輝夜との複雑な関係を描かれる事が多い。 (単なるライバル・ツンデレから殺し愛まで千差万別) が、上記の原作設定の影響や、原作者自身が「永夜組はウサギ達以外は設定が重いので(今のゲームの雰囲気には)絡ませにくい」 と言ってしまっているためか、輝夜だけでなく慧音との絡みも多い。 お互い元地上の普通の人間で当然地上人の味方である事や、慧音が東方においては珍しく、 基本的に穏やかで常識人だが時々やや粗暴になるのに対し、普段は男っぽい態度を取っているが、根は素直で世話焼きな妹紅でよく釣り合ってるのだろう。 関係的にはそのまま慧音が女房役であるが、忙しい時は妹紅が女房役になるなど。でも慧音が妖怪化したら…caved!!!! さらにそれ繋がりで輝夜との三角関係的なものもあったりする。 そして『深秘録』で邂逅した菫子との組み合わせも加わり、全員集合で修羅場を展開する事すらある。 「いやぁぁ。まんじゅう怖い」 MUGENにおける藤原妹紅 『東方深秘録』に参戦する遥か前から手描きのものが存在し、スプライトの種類も豊富。 リザレクションや炎攻撃、攻撃特化の前のめりな性能のイメージは概ね共通している。 + minoo氏製作 黄昏風ドット minoo氏製作 黄昏風ドット 同氏製作の他の東方キャラと同じく、霊力ゲージが存在せず射撃にはゲージを消費する。 炎を生かした圧倒的な攻撃力と攻撃範囲が特徴的で、その分攻撃速度や移動速度がリスクとなっているパワーキャラ。 特に214AorBの「バーンアウト」の性能が、数F無敵&発生早い&画面約半分に及ぶ広範囲と非常に優秀で、 これを連発しているだけでも狂未満性能のキャラなら一方的に殺戮してしまえるほど高性能である。 無敵の持続時間も長く、硬直の短いのでガードキャンセルをしようとしても反撃を受けずにもう一発バーンアウトを打てるという鬼畜っぷり。 また、射撃も打撃判定を持つものが多くグレイズ出来そうで出来ない。よってグレイズを多用する相手なら射撃を連発するだけで封殺出来てしまう。 大抵のキャラは彼女に近付く事もままならずやられてしまうだろう。 これだけではあまりに面白みに欠けるので、「困った時以外はあまり使わない方がいい」とはminoo氏本人談。 恐らくバランスをユーザーの良心に委ねた調整だったと思われる。 最近の更新ではゲージ消費技に調整されているが、消費量が少ないので使い勝手は殆ど変っていない。 原作でのスペルカードが攻略されるごとに爆散→復活という演出から天帝のような「リザレクション」も搭載されている。 発動後はどこぞの現人神と並んで良いドヤ顔に が、大量にゲージが必要な上に射撃や必殺技でゲージを消費するので、普通の試合ではあまり実用的ではない。 それでもこのリザレクション、天帝のように発動後にゲージが溜まらなくなったりせず、途中で潰される事なく一瞬で全回復し、 更にゲージがあれば何度でも使えるためゲジマユルールならとても恐ろしい事になる、かもしれない。 もっとも、天帝と違って発動が保証されているわけではないので、コンボや高威力攻撃などで一気に体力を0にされたら普通にKO負けとなる。 もう一つ特筆すべき点としては紙装甲。そのdefenceは70(かの紙忍者でdefence78+根性値持ち)である。 火力が低めなコンボゲーキャラ相手でもワンコンボ叩き込まれただけで体力的には追い込まれてしまう。 上述したリザレクションには後半から被カウンターヒット扱いの食らい判定が付くので、スレイヤーや豪鬼のような高火力キャラ相手だと、 リザレク直後に即死なんて事も。ただし食らい判定が付くまでは直前に長い無敵時間があるので、 キッチリ狙わないと演出中に自分のスカった技の硬直に妹紅の攻撃が刺さるなんて事になる。 ゲージさえあれば相手を寄せ付けない戦い方が出来るので「紙装甲がハンデになっていない」かと思えば コンボが少なく総合的な攻撃力があまり高くないのでそこまで凶悪ではなく、 無敵移動技で接近してくるキャラや高性能なバリアを張るキャラ、 あと攻撃範囲の外から弾幕で攻撃してくるキャラには非常に弱い。東方キャラなのに……。 ゲージ依存度の問題もあり、1ラウンド目は完封した相手に2ラウンド目では逆に瞬殺されるなど、戦績にムラが出やすく 強キャラではあるが、長所と短所がものすごくハッキリしており、相性が重要なキャラだと言えるだろう。 AIにはel氏製作のものとKELN氏製作のものがある。 後者のAIは改変パッチとになっており、ボムストック・霊力ゲージが追加されている。 これにより本家東方キャラの様な射撃を牽制・コンボに活用した戦術が可能となるため、強さのムラが少ない そのぶん強すぎるバーンアウトBの無敵時間は減っている。(とはいえ元の性能と比べてマシになった程度だが)。 ストック可能なゲージ数が3から9に変わっているが、リザレクションの発動に9ゲージ必要…という訳では無く、 そのまま3ゲージで発動するのでリザレクションの使用頻度も高い。 「瀕死時に3ゲージ以上」という発動条件からダウン後に起き上がった後リザレクション発動は勿論の事、 残り体力の少ない妹紅が攻めている途中に3ゲージ溜まり、勝手にリザレクが発動して体力全回復なんて事も良く見かける。 たまに勘違いしてる人がいるが、上記の通り妹紅は原作の天帝と違いリザ後もストックゲージを回収出来る。 KELN氏AI適用後は霊力とストックでゲージが別物になるが、ちゃんと霊力も全消費され一時的に0になる。 リザ使用後の霊力は通常通り時間経過で回復するので、霊撃はやはり継続して使用可能である。 el氏のAIは、公開停止で動画使用も禁止にされていたが、 「迷惑を被る方がいないか、人目に曝すことによって、気分を害する方がいないかに注意をしてくれれば、 今後自由に使って頂いて構いません」との事らしい。 某氏による、『ディシディアファイナルファンタジー』のジタン・トライバルの音声を使用したボイスパッチが公開されている。 声優は女性だが少年役の音声なので、非常にボーイッシュ。 (3 05より) 「たくし上げの人」ことyuki氏も黒河雲母の音声を使用したボイスパッチをニコロダで公開していたが、 ロダ閉鎖後は公開されていない。 + 大会ネタバレ注意 良タッグ発掘男女タッグバトル大会3rdに、KUSANAGIと「火影姿」タッグを組んで出場。 相方がほとんどガードしない事もあり、勝率こそ高いものの、一瞬の隙が即敗北に繋がる儚い印象を与えた。 このため、決勝トーナメント進出を賭けた空気(読む・読め)コンビの世紀末AI相手の逆タイムアタックでは誰もが瞬殺を確信していたが、 妹紅の範囲攻撃で右京さんの大技を潰して意外な粘りを見せ、1位で勝ち抜けた。 また、幻想浮遊島タッグバトルにおいて嘉神慎之介とタッグを組んで参戦。 初めは大した活躍を見せなかったが、中盤より真価を発揮。終盤では問題児優勝候補と呼ばれ続けた幽々子軍を下すまでに至る。 ちなみに、ボイスパッチは搭載されていなかったがそのボイスは前述の通り朴璐美女史で、 もし搭載されていればある意味原作再現されていたはずな…のか? 最終決戦で優勝チームに敗れたものの、凄まじい爆発力とゲージ技2,3発で散る紙装甲さのギャップで大会を盛り上げた。 ちとヘンテコなネタとかで男女タッグトーナメントでは柳生十兵衛と「吾亦紅」というタッグ名で出場。 十兵衛の支援を受けつつ中々の連携を見せ、決勝まで勝ち残った。 また、何故十兵衛が吾亦紅なのかは以下の動画で二人が本篇の倍以上の時間を割いて説明している。 っていうかこっちが本編。*2 うp主の愛とセンス溢れる会話なので視聴推奨。っていうか見れ。 続編にもストーリーパートに登場。物語の核心に迫る重要な役割を担っている。 またラストシーンでは…十兵衛GJ。 また、この男女タッグのトナメの作者であるペケポコ氏による、妹紅のブリスパッチが代理公開されている。 「本一冊分ね…… つまり、竹取物語とかと同じように?」 「あれが実際に起きた夢物語であれば、 そういうことになろうな」 「それを『夢物語』って言ってる時点で、 つまりは信じてないってことだよ」 それにしても……こうも大会で好成績を残しているのに「優勝」が一度も無いというキャラクターも珍しい。やはり紙っぷりが原因か + RicePigeon氏製作 Mokou_RP RicePigeon氏製作 Mokou_RP 現在は公開停止。 上記のminoo氏のものを格ゲー風にアレンジされたもの。Defは100と並キャラレベルになっている。 同氏のいくつかの東方キャラと同様、試合開始時に使用出来るスペルカード(超必殺技)を選択出来る。 レベル1~3のカードが3枚ずつ、計9枚のカードがあり、合計レベルが9に収まるようにカードを選択する。 リザレクションはレベル3のスペルカード(3ゲージ超必殺技)という扱いで、 1ラウンドにつき1回のみ発動、体力回復量は33%、パワーチャージが15%ダウン、というように弱体化されている。 レベル2のスペルカードには体力を30%まで回復させるものがあるが、途中で攻撃を喰らうと回復も止まる。 ボイスは日本語のものだけでなく英語のものも用意されている。また、一部で期待されていた(かもしれない)運送技も装備している。 + 期待元 + HM氏製作 高頭身タイプ HM氏製作 高頭身タイプ 輝夜やアカツキ勢でお馴染み、HM氏による手描きドットの妹紅。 こちらもLife950、Def85という紙装甲。 一見すると波動昇龍+突進技+空中突進技というスタンダードなキャラに見える……が、 飛び道具は途中で消え、昇龍には無敵が無いという困った性能。 しかし飛び道具は最大タメで射程が短くなる代わりに3ヒットするようになり、強の突進技は当てて有利なので、 飛ばせて落とすよりガンガン攻めて固めていくのが得意なキャラ。 また、特殊システムとして「ドライブ対応技をコンボに組み込む事でドライブ対応技の威力が上昇していく」という逆補正のようなシステムを所持。 これのおかげで特定状況でのコンボが非常に強くなっている。具体的には壁際。フルコンで1ゲージ6割という破格のダメージを叩き出す。 ちなみに、ドライブを強化する技も持っており、その状態だと1ゲージ8~9割。すげえ。 しかし、固めとケズリは強いが、無敵技がゲージ技しか無いため切り返しが苦手で崩しが皆無という致命的な弱点を持つ。 なので一度攻め込まれるとminoo氏の妹紅以上に脆いので注意。 自分の体力と引き換えに密着からだと十割持っていくロマン溢れる超必殺技も。 でもコマンドが「Xボタンを10秒押して離す」というとんでもないもので、発動しても火柱が出るまで3~4秒、 その間隙だらけというものなので決めるには運も必要。 しかし、こちらといいこちらといいどうも永夜抄ボス組は高頭身に縁があるようだ。 「たくし上げの人」ことyuki氏によりAIが製作されているが、現在は更新のため公開停止中。 この他には、sekt氏のAIパッチが公開されている。 + Kohaku氏製作 高頭身タイプ Kohaku氏製作 高頭身タイプ 上記のHM氏のものの改変。 基本動作は同じだが、弱+中+強+ドライブというボタン構成が弱+中+強+ストライカーというものになっている。 また、超必殺技がHM氏のものと違い、全て差し替えられている。 3ゲージ技は氏特有の別のキャラのボイスが流れる使用になっている。 こちらは凯氏によるAIが製作されている + イス氏製作 黄昏風ドット イス氏製作 黄昏風ドット 2011年5月公開。氏が独自に描き下ろしたドット絵で製作された。最新版は2014年6月11日Ver。 どこかで見た必殺技があるがオリジナルである。オリジナルだってば。 システムは聖白蓮などで知られるgomashio氏のキャラクターと共通で、概ね『東方非想天則』準拠。 1~6Pは喜怒哀楽の4種類から選択したデッキで戦うモード、7~12Pはデッキ不使用となるのも同様である。 12Pカラーは強化モードで、リザレクション強化+霊力回復強化+スリップダメージ追加の効果が付く。 ちなみに11Pカラーで金ピカになるが、こちらは単に金色なだけで性能は変わらないので誤解の無きよう。 オリジナルの天候「白夜」は「火力が衰えない程度の天気」。コンボのダメージ補正が緩くなる。 また、G-sho氏のEX慧音とタッグを組むと、合体技が使える上、勝利演出が変化する。 元はG-sho氏のEX慧音が搭載している妹紅との協力技があるのだが、 この技の「タッグに妹紅がいると発動しない」という仕様を惜しんだイス氏が、 G-sho氏に交渉して対応してもらう事で実現した夢のコラボ技である。 氏曰く「合体技もっと流行ってほしいな」との事。 付属のAIは無いが、そむE氏、溝星氏、Airの外部AIが存在している。 そむE氏のAIは最新版に未対応。 Air氏のAIは小物ロダのAIセット内にあり、最新版にも対応。 溝星氏のAIも最新版に対応された。AIレベルやガードレベル、デッキ不使用時のゲージ使用傾向などを設定可能。 Air氏のAI動画 + ザウラー氏製作 S-妹紅 ザウラー氏製作 S-妹紅 minoo氏の凶悪キャラ改変。 1Pは常時アーマー、ダメージ10固定、被ダメージから100F無敵、即死当身無効の狂上位~準神あたり。 11Pは常時noko状態の準論外、12Pは超即死、永久ターゲット即死、アマ貫通砲など攻撃面を重視した神中位。 + 箱猫氏製作 もこうるふ 箱猫氏製作 もこうるふ 2014年1月13日公開。 箱猫氏によるケモノ耳の東方ちびキャラ第三弾。 2019年のYahoo!ジオシティーズ終了に伴うサイト消滅以降は、hamer氏によって代理公開されている。 ダッシュ時に飛び道具無効のグレイズ効果あり。 12Pはライフ自動回復・常時ゲジマユなど、性能が大幅に向上する。 AIもデフォルトで搭載されており、可愛い容姿と裏腹にかなり強い。 特に突進からの体当たりが凄まじい威力なので要注意。 但しAIスイッチはOFFになっているので、常時起動にするには自分でセッティングする必要がある。 + 山勘氏製作 モコルガール 山勘氏製作 モコルガール 現在はOneDriveの消失により入手不可。 pixiv発祥の東方アレンジMUGENキャラ。 CVSルガールの頭部を挿げ替えただけに見えるが、発端となった方天戟氏のイラストは、 豊かなバストが重要ポイントなため、ドットもしっかりそこは押さえている。 実装されているのはもちろんルガールの技オンリー!だがカイザーウェイブは未搭載。 完成度は35%くらいとの事で、AIも未搭載。 + バルバトス氏製作 Mokou-C バルバトス氏製作 Mokou-C 深秘録ドットで製作された妹紅で、Cは「Cthugha(クトゥグア)」の略。 下記のE_R_M同様エレオノーレのボイスが付いている。 そのラウンド中魔法陣を展開するゲージ技(創造?)は近付いた相手の体力を減少させ続けるFOEポイゾニックフィールドのような性能で、 画面下部の特殊ゲージが溜まるほど性能が上がり、相手のけぞり中スリップダメージや回復阻止などが付与されていく。 デフォルトで17th_star氏によるAIが搭載されている。 ランク的にはAIレベル1で凶上位、2で狂下位、3で狂中位と言った所。 + にんにく氏製作 吾亦紅 にんにく氏製作 吾亦紅 2017年2月公開。 深秘録のスプライトを用いた改変。 蓬莱人は不老不死という設定通り、とにかく死なない。 ライフが0になると燃え上がりながら蘇生、を繰り返す。 蘇生回数に上限は無く、基本的にタイムアップ以外で負ける事は無い。 一方で技性能は抑えめであり、主戦場となる狂ランク相手には立ち回りで圧倒される。 たとえ何回殺されようともどこかでダメージが通ればタイムアップでの勝機が生まれる、そんなキャラ。 敵の攻撃が即死級の相手の場合、即蘇生を繰り返すので負ける要素が無くなる。 一方でワンチャンスすら通らない程に無敵や攻撃密度のある相手や、自動回復を持つ相手は苦手。 + アロイ氏製作 E_Red_Milite(赤騎士) アロイ氏製作 E_Red_Milite(赤騎士) minoo氏製妹紅の凶悪キャラ改変で通称「赤騎士」。 赤騎士の由来はDies Iraeのザミエル卿ことエレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルグであり、このキャラクターをイメージして製作されたとの事。 ボイスも赤騎士の物を使用している。親変更、tagin、その他各種汎用技術を搭載しておりランクは上位神相当との事。 上記のMokou-Cを改変したβ版が2016年のエイプリルフールに公開されており、2018年のハロウィンにこれを元にしたリメイク版が公開された。 対応ランクが狂下位~上位になっており、 エイヴィヒカイトの霊的装甲を元にした被ダメージ軽減(攻撃を食らうほど魂が減り軽減量ダウン)、 全画面即死攻撃の形成、性能強化+ステージ変更技の創造などよりザミエル要素が強くなっている。 configにてカラー毎に詳細設定が可能で、カラーが上がるほど設定可能項目が増える。形成などは上位カラーで設定ONにしないと使わない。 Ver3.0からは狂最上位以上想定の裏カラーが追加された。専用スイッチを入れる事で適用され、 通常カラーの設定に加えて形成などが全カラー使用可能、タイムアップ回復、大ダメージ無効、耐性強化と大幅に強化され、 更には隔離技術(コード)を用いたライフ最大値上昇や絶対必中攻撃(設定で普通の攻撃にも出来る)を含む専用技などが追加される。 + みかえる氏製作 01-Nameless みかえる氏製作 01-Nameless イス氏の妹紅のスプライトを用いた改変。 NameはVengeance(復讐)、DisplayNameは無し。 カラーパレットは青色。青白い、あるいは青黒い炎のエフェクトが特徴。 K やアッシュに似た必殺技や、派生したりボタンホールドで強化されたりする必殺技を持つ。 飛び抜けて強い技(自動攻撃するオプションを生成する必殺技、相手を押し出す衝撃波を放つ必殺技、 本体が受けたダメージを返す設置型超必etc)もちらほら見られるが、それは製作者も織り込み済みで「ランクを余り意識しないで調整した」との事。 ランクは凶程度。12Pではエルクゥと張り合え、AIも常時起動する(下記の部分を書き換えた場合のみ)。 なお、デフォルトでは何故か絶対にAIが起動しなくなっているため、 12Pをプレイヤー操作する時以外は「Mokou.txt」内541行目にある「var(39)=0」の0を1以上に上げる事をおすすめする。 AIレベルはないが、数値を上げるほどガードが硬くなる模様(7以上で超反応ガード)。 + ツキノア氏製作 妹紅・R・ハインライン ツキノア氏製作 妹紅・R・ハインライン イス氏の妹紅の改変で、名前通りカイン・R・ハインライン風のアレンジが施されたキャラ。 三昧の真火がヒムリッシュ・ゼーレと似ているため、妹紅を改変元に選んだとの事。 キャラに付属されている設定によると、グラントを失ったカインが絶望から幻想郷に流れ着き妹紅と遭遇、 戦いの果てに彼女の生き肝を食して蓬莱人となり、友人関係を築くに至った。 戦闘時はカインの魂が妹紅に乗り移って戦う。 その際妹紅の意識はほとんど無いため声がカインのものとなり、炎も紫色に変化する。 改変元の技はそのままに、攻撃力や無敵時間の増加、喰らい判定の拡大など狂クラス向けのアッパー調整がなされている。 新技も3つ追加されており、一部のカラーでしか使えないがどれも半端な耐性では耐えられない即死技。 AIはデフォルトで搭載されており、10種類あるカラー差と8種類ある性能調整スイッチの組み合わせで狂下位から狂最上位まで幅広く対応可能。 試合前のイントロで合体事故を起こして死ぬ(当然逆論外)3Pカラー、 攻撃を受けると一発で死ぬが、無敵が多く画面の大半を占領する飛び道具をひたすら放つ砲台と化す8Pカラーなど変わった性能のカラーも存在。 氏の製作したキャラクターに共通する規約として、 多数のplaysndを使用しているため、mugen.cfgのWavChannelsを60以上にする事、 winmugen専用の記述を使用しているためwinmugenでのみ使用可能という条件が設けられている。 出場大会 + 一覧 シングル ゲージMAXシングルトーナメント【Finalゲジマユ】 東方夢幻大空杯 第二次 紙決定戦 東方シングル頂点杯 オールスターゲージ増々トーナメント 弾幕グランプリ次代の鳥杯 東方凶悪キャラ全☆員☆集☆合トナメ MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント 版権キャラ VS オリジナル・アレンジ連合 勝ち抜き戦 [レヴィアタン12P未満]狂・神境界線ランセレサバイバル 総勢256名☆燃えて萌えるヒロインズトーナメント 熱ぅぅぅい狂キャラシングル大会 金グロ前後 狂下位上限シングルトーナメント ランセレクレイジーバトル MUGEN祭 並盛りシングルトーナメント 新機能活用大会 東方狂大祭 今度こそAI(愛)だよね!狂下位シングルトーナメント みやびちゃん未満 ランセレぷりちーバトル 筐体クラッシャーズ集合!台パンシングルランセレバトル2 銀侍前後 凶上位ランセレバトル 狂中位 地獄の少女達総当たり戦 たまに見るならこんな並キャラ大会 真・最終章 MUGEN界 男性連合軍VS女性連合軍2 東西対抗東方狂大戦 幻想郷サバイバルRe. 小規模狂中位大会 凶以下東方only大会 ピカ様主催!凶チュウ位シングルランセレバトル 【MUGEN大祭】特盛りシングルトーナメント 狂中位シングルランセレ大会~シンプル・イズ・ベスト~ 新生・弾幕グランプリ 弾幕グランプリ女王杯 タッグ 良タッグ発掘男女タッグバトル大会3rd 幻想郷お祭りリーグトーナメント 新生男女タッグトーナメント【ロリ】 忍者大好き!!幻想忍大戦!! MUGEN FANTASY タッグトーナメント 男女タッグ祭り2009春 ちとヘンテコなネタとかで男女タッグトーナメント ストーリー対抗会話無しタッグトーナメント 幻想浮遊島タッグバトル 第二回幻想郷お祭リーグトーナメント【タッグ】 新旧入り乱れ!男女タッグバトル大会 第2回遊撃祭 東方1/2 男女(?)タッグトーナメント 東方無限タッグ杯-アレンジ・オリジナル- またヘンテコなネタとかで男女タッグトーナメント 第2回 皆が観たいと思った男女タッグで大会 東方夢幻童空杯 男女タッグパートナーシャッフルトーナメント 松岡修造主催!熱くなれよおおお!!トーナメント! 【クレイジークラスの】ランセレタッグバトロワ大会 ありえん(笑)狂キャラタッグ大会【ミズチ感謝祭】 激!魔改造タッグ大会 第2回男女タッグパートナーシャッフルトーナメント 忍者大好き!!SUPER幻想忍大戦!! ブロリー主催 カワイイ!タッグトーナメント 統劇!MUGEN オールスタータッグトーナメント2010 東方と男女タッグトーナメント【バランスは投げ捨てるもの】 なんとなく世紀末男女タッグ大会 月華の剣士で男女タッグトーナメント ゲージ増々タッグトーナメント 地獄のサバイバルレース30里 相性がいいと思った男女タッグトーナメント mugenオールスター?タッグファイト 第二回東方夢幻童空杯 新秋東方タッグ杯 【よしお前ら】第2期このメンツで戦ってもらった【ケンカしろ】 ランダムタッグバトルロワイアル オールスター男女ペア大戦2011~MUGEN戦士は二度死ぬ~ 第三回東方夢幻童空杯 幻想郷お祭ランセレトーナメント 地獄の果てまで仲良し! 版権キャラ VS オリジナル・アレンジ連合 勝ち抜き戦 ポケモンリーグ+αっぽい16on16チームバトル 君の存在に心奪われた!高性能タッグ大会【ステラ杯3】 ぶちクロスランセレサバイバルinタッグ 地獄の果てまでもっと!仲良し! 古参VS新鋭 新旧交代式TAG FIGHT 第二回幻想郷お祭ランセレトーナメント【タッグ】 EFZ&東方 黄昏タッグトーナメント 凶敵に挑め!タッグトーナメント 第二回EFZ 東方 黄昏タッグトーナメント 超お神杯凶上位前後タッグバトル MUGEN祭 並盛りタッグトーナメント Ellaお嬢ちゃん基準ランダムタッグバトル 喧嘩上等! 強~凶下位付近タッグバトル 真・最終章 MUGEN界 男性連合軍VS女性連合軍2 友情の属性タッグサバイバル ポケモン風タッグトーナメント ゲージMAX!!クレイジータッグランセレバトル 強ランクタッグ 1R先取リーグトナメ ギース&ロック中心強前後タッグバトル チーム サクッと終わらない作品別トーナメント 大将だらけのチームトーナメント【早苗さん杯】 高性能大将クラスチームトーナメント 弾幕グランプリX 男女対抗チームトーナメント 第三回幻想郷お祭リーグトーナメント【チーム】 大将だらけのチームトーナメントII【世界樹杯】 東方作品別トーナメント バイオハザード サバイバル バトル【もぐもぐ。杯】 正統派異端系サバイバル 微妙?半凶不狂 4V4 小組對戰大會 版権キャラ VS オリジナル・アレンジ連合 勝ち抜き戦 ポケモンリーグ+αっぽい16on16チームバトル 男子禁制!女子会ランセレ! 真のIKEMENは誰だ!真夏のオンライン大戦 新春テーマ別チームバトルF 仁義なき6兄弟トーナメント 真・最終章 MUGEN界 男性連合軍VS女性連合軍2 その他 第2回希望vs絶望リスペクト大会【絶望精鋭編 狂中位~???】 第三回mugenハイスコア選手権 【新機軸】空気読めない奴は汚ねえ花火だぜリーグ【作品別】 新旧男女ペアオールスターUnlimitedトーナメント+1 男女タッグでチームバトルロワイアル 第2回俺と俺の嫁が最強だトーナメント【嫁自慢トナメ】 【一狂vs二凶vs四並】変則タッグバトル選手権大会 泉戸邸地下サバイバルダンジョン (うp主が)地獄リーグ 紙~論外クラス総勢1800人でランセレ大会 ドキッ!火遊び厳禁!!トーナメント 男女タッグでチーム対抗星取り合戦 タッグ軍VSボス軍 交代式BOSS FIGHT ランセレパーティバトル 霊夢強奪戦 Mugen Hex Battle II 生存確率1%!?闘争中!サバイバル パネルアタック MUGEN25 ランセレパーティバトル デビルサマナー決定戦 作品別総力戦大会するよー ‐幻想郷‐六大勢力対抗戦 ランセレバトルロワイアル【凶VS狂】 手書きキャラonlyトーナメント 版権VSオリジナル 交代制作品別トーナメント 閣下主催!クロス×フェスティバル ニコニコRPGMUGEN杯 ランダムカラー シングル&タッグ戦 四神・成長陣取り合戦 ポケモン風にBM目指す旅【ランセレパーティバトル】 打倒剣帝!無差別級大会 ほこ×たて杯 最強の男たちVS最強の女たち 特大合コン再び!! パラ×ハル杯裏 新生男性軍VS新生女性軍 ポイント大強奪サバイバル! GATTAIトーナメント 史上最大級 MUGEN界 男性連合軍VS女性連合軍 決闘しようぜ!お前カードな!大会 たぶん永久vs即死トーナメント MUGEN凶悪 神以上論外以下 矛vs盾チームリスペクト大会 第3回 凶vsオワタ式狂 チームランセレマッチ 凶&狂オールスターバトル 超乱闘世紀末ランセレ杯 JAPANvsWORLD 狂下位~狂中位ランセレ合戦 凶中位~上位ワイドランセレバトル!! 希望連合VS絶望の紅魔 昨日の友は今日の敵!狂上位生き残りチームバトル ni-sanチャレンジ【勝ち抜き式きぼぜつ】 M.G.T.リスペクト 金ラオウ前後狂中位級ランセレバトルFINAL EDITION 東方真本異争 Xevel vs Yeen vs Zagan 三つ巴チーム対抗戦 黒夢 vs 白幻 仲間を集めて合戦バトル なんだ!このおんがくは!止めれるか戦慄のBGM軍! 新章 第五回 希望vs絶望 final無理ゲー挑戦大会 七映 vs ステラ 仲間を集めて合戦バトル 更新停止中 第2回作品別Ultimateトーナメント クロス・イン・ワンダーランド~夢幻武闘劇~ ロイヤルランブル大会 他人任せ大会 ライバルタッグで生き残りランセレバトル 【戦力】国取り戦国MUGENバトル【補充】 タタリフェスティバルッ!!-II 幻想飛翔柱タッグバトル ルーキーズ集結!男女ペアNewAgeトーナメント 版権キャラ VS オリジナル・アレンジ連合 勝ち抜き戦 新規凶悪キャラランセレバトル 第二回東方作品別トーナメント 【俺の屍を超えてゆけ】大会 第三回俺の嫁婿がチョーサイコー!トーナメント 真・最終章 MUGEN界 男性連合軍VS女性連合軍2 MUGEN WARRIOR 2016 叩き壊せ!!台パン壊杯 狂下位上限前後 凍結 ボクの考えた作品別トーナメント 東方オンリーチーム別勝ち抜け大会 二人なら狂に並べる二人なら狂を越せる大会 【二人杯】 敷島邸地下サバイバルダンジョン 東方キャラクター別対抗トーナメント カオスでフィーバーなMUGEN男女TAG大会 版権キャラ VS オリジナル・アレンジ連合 勝ち抜き戦 マイナー強~並時々メジャーたまに凶大会 新世代&旧世代!神キャラ2on2サドンデス! 真・最終章 MUGEN界 男性連合軍VS女性連合軍2 第3回幻想郷サバイバル 神々が恋した最上位 削除済み 紅美鈴による自己流男女タッグでサバイバル 第2回東方世紀末杯 第3回東方世紀末杯【リミットカット】 東方永夜……ボスコンテスト☆ 勢力対抗ドッジボール【竜鳴館風】 紅白対抗オールスター大会【年忘れ杯】 KIZUNAランセレタッグバトル 超弩級作品別Big Bangトーナメント 東方高頭身トーナメント Re 超弩級作品別Big Bangトーナメント 幻想郷キャラコンセプトトーナメント 普通・世紀末入り乱れタッグトーナメント【成長付き】 真冬のランセレサバイバルトーナメント 版権キャラ VS オリジナル・アレンジ連合 勝ち抜き戦 【東方MUGEN】良キャラ さいきょう 決定戦 狂以上神未満チームトーナメント 神以上論外未満 矛VS盾チーム大会【リスペクト】 連携地獄流星群~煌く星を集めて・・・ 旧世代vs新世代 チーム対抗 神キャラ ランセレバトル ソーナンスを倒せ!トーナメント!! 真・最終章 MUGEN界 男性連合軍VS女性連合軍2 非表示 東方アレンジ・オリジナルキャラトーナメントEX ガールズタッグトーナメント GOHAN主催大規模オールスター男女タッグトーナメント 良AI発掘?最麗の「作者」決定戦 5vs5チームトーナメント『はるかっか杯』 5vs5チームトーナメントII【はるかっか杯】 版権キャラ VS オリジナル・アレンジ連合 勝ち抜き戦 真・最終章 MUGEN界 男性連合軍VS女性連合軍2 出演ストーリー + 一覧 3年J組ドラゴン先生 A・B・C But, who will watch the “April Fool” ? Drえーりん診療所 Lucid Dream MUGEN STORIES INFINITY MUGEN街の夜雀亭 MUGEN街の夜雀亭 2nd MUGENサーカス ジョースター一座 mugen島物語 ~幻想帰譚~ MoCo壱番屋へようこそ! S.I.X.-志貴とイングリッドの無限奇譚-(縁起物) Timekeepers Transfer Avengers アッシュくんと九朔さんと 怪獣王 王座復権への道 火艶連聖アッシュナイン がんばレイセン! └がんばレイセン!R2 └がんばレイセン!G3 霧雨魔法店 草薙真吾の受難 くろおん!~世紀末の一存~ 香霖堂夜想曲 この世界の片隅で こんな非想天則は嫌だ サイキョー流珍道中(非戦闘) 咲夜の奇妙な冒険 志貴と無限市物語 初本無限 新約ブランドー一家 積みまっくす! とある吸血鬼の東方見聞録 道具屋の異世界日誌(番外編) 豆腐屋 早苗さん 中の国(非戦闘、チョイ役) 七夜と痛快すぎる仲間達~ユニオン名は七夜フレンズ~ ヒナナイの剣(番外編) ~ミハエル喫茶店にようこそ~ もこや営業中!(主人公) 幽香の農業王国物語(傭兵、人間) 夜風物語 ラディッツがMUGENで幻想入り リュウ先生奮闘記 ロックマンゼロが幻想郷の住人と戦うシリーズ おすすめコンボ(イス氏の妹紅の場合) レシピ 備考 近AAA>B不尽の炎>hjc>JA>J6A>J2B>B鳳凰纏駆orフェニックス再誕 基本コンボ。ノーゲージでもダメージ3割超+ダウンと強力。DAからも同様のコンボが可能。 2A>3A>2C>B不尽の炎>hjc>J6C 下段始動のコンボ。見た目がgood(かも)。距離が大きく離れてしまうので攻め継続は難しいが、画面端付近なら追撃出来る事も。 2A>3A>6C>C不尽の炎>hjc>JA>J2A 画面端限定。霊力を少し節約出来て状況も良い。始動技は近AA>6AでもOK。 DB>鳳翼天翔 下段始動のコンボ。DBはグレイズ判定有り。 DC>フェニックス再誕 中段始動のコンボ。上記のDBと2択で。 *1 苗字などから恐らく車持皇子こと藤原不比等ではないか、とファンには言われている。 (藤原不比等の娘の内、末女は名前が不明なままであるのも一因。 ちなみに、その末女には旦那とお子さんがいらっしゃったそうな……それはそれで!)。 この車持皇子、かぐや姫の要求した蓬莱の玉の枝の偽物を職人に作らせ、かぐや姫に本物だと信じ込ませたが、 職人がその場に乱入し「代金を受け取っていない」と要求したが為にご破算、というエピソードとなっている。 それだけならば自業自得としか言いようがない……のだが、 なぜか現在の輝夜は、五つの難題の内「蓬莱の玉の枝」だけは本物を所有している。 その為、「実際は不比等は本物を持ってきていたのではないか」 「輝夜は自分の持っているもの(=どうやっても持って来られない物)を要求したのではないか」 (元ネタの方でも、難題を達成した(ふりをした)不比等に対して、 かぐや姫は「出来る男ね、素敵!」ではなく、「まさか持ってくるなんて…どうやって断ろう?」と言う態度であり、 不比等の計画を台無しにした職人に褒賞を与えた程である。職人はその後に不比等に斬られちゃったけど)、 などといった推測がファンの間でなされる事もある。 公式で説明されたわけではないので、一概にこうとは言い切れないが。 また、上海アリス幻樂団の音楽CD『蓬莱人形 ~ Dolls in Pseudo Paradise』に付属しているショートストーリーでは、 「かぐやは何を考えているのか?蓬莱の玉の枝など見つかるものか」的な事が書かれており、 これが輝夜より難題を与えられた藤原不比等の独白であれば、 彼が持ってきたのは『竹取物語』の通り偽物ではないか…という解釈も出来る。 全くの余談だが、その藤原不比等の約30代後の子孫が伊達政宗である (尤も、織田家、浅井家、上杉家、徳川家、豊臣家、ついでに沖田総司も「本姓は藤原家」を自称しているのだが)。 あと「何で藤原家の人間が皇子(天皇の子)と呼ばれてるの?」と思った人もいるだろうが、 当時はその出世振りなどから不比等は天智天皇の御落胤だと噂されていたため (藤原家自体、大化の改新により天智天皇の右腕となった藤原鎌足(中臣鎌足)の子孫であり、当時は天皇家に次ぐ力を持った貴族である)。 *2 吾亦紅(われもこう/Sanguisorba officinalis)。 バラ科の多年草。秋の高原で咲き、暗紅色の穂状の花を付ける。 花言葉は「変化」「愛慕」。 「吾亦紅」は「吾も亦(また)紅ならん」と読み、「自分も紅色に染まろう」という意味になる。
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妹紅9 新ろだ2-229 藤原妹紅は迷っていた。 一人の男が縁側で眠っているその傍で、直立不動で立っている彼女。 ゴクリと生唾を飲み込み、じーっと男の顔を見て。 もはやドキドキする胸を抑えることも限界で。 「……」 藤原妹紅は迷っていた。 言うなれば禁断の果実に手を出すか否か。 目の前の実は甘くておいしそうだけれども、食べれば引き返せなくなることは必至。アダムとイブもかくや。 『それ』を行えば、きっと自分は『神様』に叱られてこの場所から追い出されてしまうことだろう。 あぁ、けど食べたい。『それ』はとても甘美で官能的だから、とろけるような幸せをもたらしてくれることは間違いない。 「すぅすぅ」 妹紅の迷いも知らず、縁側で眠る男はたいそう穏やかな顔をしている。 右向きになって「く」の字のように身体を折り、顔の前に両手を軽く開いて投げ出している。 口元からは微量の涎。まるで子供のような寝姿だった。 男の名は○○と言う。 ○○は外来人。数ヶ月前に幻想郷に飛ばされて来た、上白沢慧音の家の居候。 そして藤原妹紅の思い人であった。 「……う、うぅ」 妹紅は唸り、眠っている○○に手を伸ばしかけては引っ込める。 先ほどからそれの繰り返し。ゆうに半刻はこの反復運動を行っている。 彼女の頭にあるのは単純な考え。 (添い寝したいけどできないよ、うあああ!) という、ごくごくありふれた欲望と理性の板ばさみだった。 「落ち着こう、私。ああ、落ち着こう」 妹紅は深呼吸して考え始めた。 もし、ここで○○の横に寝転んだらどうなるか。 まずは眼前に○○の腑抜けた寝顔が迫ることは間違いない。 ○○とはまだ友人同士でしかなく、この想いも妹紅の密かな片思いでしかなかった。 よって普段から遠目で見るだけでドキドキするというのに、額同士をくっつけられそうな距離まで顔が近づくなんて……心臓発作を起こしてリザレクションしてしまいそうだ。 「……ま、○○」 妹紅は呟き、○○の顔をじっと見つめる。 はぁはぁ、と段々息が荒くなってきた。 次に○○の腕を少しどかして、彼の胸に飛び込むとしよう。 おそらく男性特有のちょっと汗臭い匂いが鼻をつくけど、決して不快ではなく、自分はむしろ全身その匂いで包んでくれと願い出るだろう。 さらに、自分の頭を抱きかかえてくれたら……と直立不動のままの妹紅が想像すると、 ……ボッ! 顔から火が出た。比喩ではなく本当に。 まずいと気付いて慌てて火を消す妹紅。もちろん○○を起こさないよう、無言で静かに。 だが、 「ん、んんー」 火が出た音に反応してか、眉をひそめた○○が唸りながら、横向きから仰向けへと姿勢を変えた。 妹紅は息を潜めてその模様を観察する。まさか起きたのか、と思った。 しかししばらくすると○○は唸るのを止め、また穏やかな表情へと戻ってくれた。 「ふぅ」 安心した妹紅はさらに妄想を働かせる。 仰向けになった○○。 そうだ、この身体の上に乗って跨ったらどうなるだろう。 身体は触れ合わないように気をつけながら、○○の顔の横に手を置き、覆いかぶさり。 徐々に顔と顔を近づけていく。 妹紅の視線も口も、○○の身体の一部分へと一直線。 触れそうになった所で止めて、はぁはぁと荒い息を静めながら舌を伸ばし、 ぺろりと彼の顔を舐める。 「……私は猫か」 自分でボケて、自分でツッコむ妹紅。 けど、もし本当にそれを実行したらどうなるか。 おそらく林檎のように甘く、刺激的であるに違いない。 味をしめて「もっと」と思い、頬だけでなく顎や額や鼻や、あまつさえ唇さえも…… 「……何を考えてるんだか、私は」 思考がピンク一色に染まる前に、自制心を働かせる。 そういうことをしたいわけではない。もっとこう、精神的に幸せな感じになりたいだけだった。 そうだ、と妹紅は思いつく。 ○○が仰向けに寝ていても、その身体に抱きつくように添い寝しよう。 いや、むしろ○○を抱き枕にしよう。 それだけでもう、幸せ過ぎて逝ってしまう。逝ってしまってリザレクション。生き返ってまた抱きつき、幸せ。 やったね二度おいしい。 「や、やろう」 そうだやろう。やってしまおう。 行過ぎた邪な欲望は自制したのだ。これぐらいは許される。そうに違いない。我慢した自分へのご褒美だ。 ○○を抱き枕に。 妹紅はついに一歩を踏み出し、縁側に乗り、○○の上に跨って、覆い被さった。 あれ? 抱き枕にするんじゃなかったか? と心の端っこで理性的な妹紅が疑問の声をあげ、脳内妹紅会議が開かれたが、 厳正な話し合いの結果、理性的妹紅以外の全妹紅(熱血妹紅、冷静妹紅、泣き虫妹紅…etc)が「続けてよし」と結論付けたので続けてしまう。 ○○の顔の横に手を置く。 自分の顔は○○のそれの真上にセット。用意は万端。 ドキドキで呼吸が苦しくなってくるが、まあ気にしない。心臓発作でもなんでも起きてしまえ。すぐ生き返るから。 ○○は相変わらず子供のように眠っている。なんだかかわいい。 それだけに、自分の長い髪が○○の顔をくすぐらないように注意。 ○○の匂いがした。ちょっとくらっときた。 さらに彼の手が動いてかすかに自分の手に膝に触れたので、なんだかもう脳が焼けきれそうだった。 しかし進む。後戻りはもうできない。 右手で耳元の髪を押さえながら、どんどんと顔を近づいていく。 狙いはもはや頬でも額でもない。愛しき人の―― 「妹紅」 「わうわあ!」 突然誰かに声をかけられ、妹紅はその場で飛び上がった。 その勢いで縁側から転がり落ち、したたかに背中を打ったが、それよりも混乱する頭の方が深刻だった。 今の声には聞き覚えがあった。 まさかと思いながら声の出所を見ると。 「何をしようとしていたんだ?」 玄関から庭に入ってきたのだろう、上白沢慧音が買い物袋片手に立っていた。 彼女の声は震えていた。その理由は怒り。怒りで顔に青筋も立てていた。 まずい、と妹紅は思った。 『禁断の果実』に手を出そうとした所を、『神様』に見られてしまったのだ。 「何をしようとしていたと聞いているのだがな、妹紅」 「あ、あはは。慧音、落ち着いてって」 「そういうことはこの家でやるなと、聞いた覚えはないか?」 「あ、うう」 ここは慧音の家。慧音は教師であり、子供が彼女を訪ねてやってくることもしばしばだ。 そのため『子供の目に毒だから』という理由で、慧音の家では○○に過剰なアプローチしないよう、釘を刺されている。 例えばさりげなく○○の腕を取って組んだり、後ろから抱きついたり。 そういう甘美な行動は全て禁止されている。いわば『禁断の果実』。 「今は私一人だったから良かったものの、子供たちが一緒だったらどうするつもりだった」 「あははは。魔が差したというか、なんと言うか」 頭を掻きながら笑うしかない妹紅だったが、 「妹紅!」 「は、はい!」 叱責を受けて、妹紅は慌てて直立不動の姿勢を取った。 慧音は腕を組み、教師然とした顔で言い放つ。 「お説教と頭突き。選べ」 「……もう少しすっきり終わるものでお願いします」 「そうか。では両方だな」 「え、えええ!」 「お説教をした後に頭突きをすれば実にすっきりする。私がな」 「う、うー」 「さあ、来い!」 「おたすけー」 妹紅は最後のあがきとばかりにじたばたするも、あえなく慧音に首根っこを掴まれ、家の中へと引きずり込まれていった。 ちなみに○○は、妹紅が悲鳴をあげようが、慧音が怒鳴ろうが、関係なく眠り続けているのであった。 ※ たまには女の子攻めもいいと思って書いた。ちょっとはっちゃけすぎた。 まず一言。妹紅かわいい。 では、反省文10枚を慧音先生に提出してきます。 Megalith 2010/12/24 「今年のクリスマスは中止になりました」 「お客さん、毎年言ってません?それ」 夜雀女将の屋台にて。 「やーもう恒例みたいな?」 御猪口片手にそう言うと、あははと愛想笑いを返された。 何も好き好んでこうして独り身でいる訳では無い。断じてない。しかし神様と言うのも中々薄情なもので、 他所には二物も三物も与えるくせにこちらには何も与えてくださらない。せめて女運だけでも恵んでくれと 願うばかりである。 「どーよ女将さん、これから俺としっぽり」 「お断りします(はあと)」 営業スマイル全開で言われてしまってはぐうの音も出ない。どうやら今年のイヴも独りきり。どうせ今年もひとりきり。 「やってるね」 「まーな」 妹紅だ。彼女も毎年ここでイヴの夜を過ごしている。黙っていれば美人なのだからちょっと頑張れば 相手の一人くらい出来そうなものなのに、何が楽しいのかこうして俺と徳利を空けに来るのだ。 ―“降りしきる雪を見ながら、寄り添って愛を囁き合う”だなんて私のキャラじゃないよ― そう言ったのはいつだったか。 「今年も独り?寂しいねぇ」 「鏡見て言えよ」 「違いない」 くつくつと笑いながら熱々の徳利を受け取る妹紅。 いつものように飲みかけの徳利を妹紅のそれにこつんとぶつける。 「「メリークリスマス」」 けれどそんな年に一度の恒例行事が、今年は少し違っていた。 「女将さん、おあいそー」 「はいはい、ちゃんとまっすぐ家に帰ってくださいね」 支払いを済ませ、二人で屋台を後にする。 ひやりとした感触に空を見上げると、ちらちらと雪が降っていた。 「ホワイトクリスマスって奴だね」 「 外 じゃあ中々降らなかったんだけどなぁ」 幻想郷では毎年この時期から降り出すのだ。まさに"幻想的"と言える。 「寒っ」 などと故郷に思いを馳せる間にも、着実に熱燗で温まった体から熱が奪われている。 冷え切る前に家に帰らなければ。 そう足を速めようとした俺を、不意に妹紅が呼び止めた。 「これだけ寒いとせっかくあったまった体と酔いが醒めてしまう。そう思ったんじゃない?」 「まぁ、そうだけど」 「うちで二次会なんてどう?」 確かに妹紅の家は俺の家よりここから近い。そこでもう一杯ひっかけてから帰るのも悪く無い。 「酒代は」 「奢り」 善は急げ。目的地を妹紅宅に切り替えた。 「今火入れるから」 そう言った次の瞬間、ばちんと音を立てて囲炉裏に火が灯った。彼女の持つ能力の一つだ。 「やっぱ便利だよなぁ、それ」 「 外 にもそんな道具があるって聞いたけど?」 「ここじゃあ使えないし」 「まあねぇ。これ、羽織んな」 手渡された半纏を羽織る。ふわりとかすかに女の子特有の甘い香りがした。 女の子の家で二人きり。 手際良く燗する妹紅を眺めながら、そんな事を考えていた。 状況だけ見ればカップルのそれとなんら変わりない。けれど囲炉裏に当たりながら熱燗で、なんて浪漫もへったくれもありゃしない。 それでも二人きり。女の子と、二人きり。 屋台の時とはわけが違う。正真正銘、俺と妹紅の二人だけなのだ。 そう思うと、妹紅の顔がいつも以上に女の子の顔に見えて。 「ねえ」 「ふおっ!?」 不意打ちな声に素っ頓狂な声が出た。 「つまみは何が良いか聞いてるんだけど」 「な、何でもいいっすよ」 「そ」 訝しげにこちらの瞳を少し覗き、直ぐに台所に消えた。 手を当てるまでも無く、鼓動が高鳴っているのがわかる。 相手はあの妹紅だ。毎年色気の無いイヴを演じる相棒の藤原妹紅だ。 なのに今日はどうしたことだ。見慣れた筈の彼女がまるで別人のように見える。 「焼き鳥だけど良かった?」 「おう」 「ん。っと、そろそろかな」 良い塩梅に温まった徳利を取り出す。 「ほい」 「おっとっと」 一口啜ると、冷め始めていた体にぬくもりが戻った。 「妹紅」 「なに?」 「好きだ」 「……遅いよ」 ぽすん、と妹紅が身を寄せた。 「良いのか?」 「好きでもない男と毎年イヴに一緒にいない」 「え゛。じゃあ去年、いやもっと前から……」 「朴念仁」 返す言葉も無い。 なら俺は? 今日? 違う。多分、俺も。 「好きでもない女と毎年イヴを過ごさないわな」 「自分で気付いて無かったと?」 「面目ない」 「……馬鹿」 今年は、いや、”今年から”は。 少しだけ違う、クリスマスイヴ。 去年も書いた気がするもこたんとイヴ。 前もって書かないからこんな低クオリティに(ry Megalith 2010/12/25 クリスマス。日本語で聖夜とも言うらしいこの日は、幻想郷では恋人と時間を共にする日と認識されている。 本当は神様の誕生日なのになあ、と○○は呆れ口調で言っていたが、神様なんてそこら中にいる幻想郷でそんなことを気にしていたら、毎日がクリスマスになるだろう。 そもそも世話にもなっていない神様の誕生日を、どうして私たちが祝わなくてはいけないのか? そんな至極当然な思考を持つ私もまた、この日を○○と過ごすべき日だと心に決めていた。 「んー」 「○○、お茶、渋くない?」 「いや、ちょうどいいよ。おいしい」 ちゃぶ台を挟んで私の目の前に座り、お茶をすすっている同居人兼恋人、○○。 彼の湯のみを覗き込んだ私は、中身が減っているのに気付き、すかさずお茶を足してやる。 ○○は「ありがと」と言って、私に笑顔を向け、また一口。 私も微笑みを返し、お茶を飲む。少し苦いけどおいしかった。 クリスマスのお昼時。私たちは穏やかで幸せな、2人だけの茶飲み時間を過ごしていた。 私はお茶を飲み干すと、ごく自然な体を装い、○○に話しかけた。 「今日ってクリスマスだね」 「ああ、そうだな」 「みんな、どういう風に過ごしてるのかな」 「んー、パーティとかかな」 私が振った話題の意味を、○○は悟ってくれるだろうか。 彼は鈍い人だから、分かってくれないかもしれない。 今日はクリスマス。クリスマスは恋人同士で過ごす日。 みんながどう過ごすか分からないけど、私達は恋人。だから今日は1日、一緒にいよう。 そう言外に込めた意味。遠回しすぎるかな、と自分でも思う。 ○○と一緒にいるようになってから、もう何年も経つというのに、私はどうにも素直になれない。 けど、それでいい。何も言わなくても、○○はたぶん分かってくれるから。 今日は1日、穏やかに過ごそう。馬鹿との喧嘩なんてもってのほかだ。 私はお茶を飲み、ぽつりとつぶやいた。 「ケーキ、買ってこようかな」 「あ、妹紅」 「うん?」 「ケーキはいらないから。晩ご飯の買い物もしなくていい」 「……え?」 ○○が何を言っているのか、一瞬分からなかった。 買い物をしなくていいとは、つまり家にあるもので夕食を作るということか? だとしたら、ご馳走なんて作れない。今日の夕飯はいつも通りの控えめなものになる。 恋人同士で過ごす日を祝うことなんてできない。 私は愕然とする。 ○○は、今日を特別な日だなんて思っていないのか? 「って、まずい、時間だ。俺、ちょっと外に出てくる」 「え? 今日って仕事だったっけ?」 「んー、まあな。ちょっとした野暮用っていうか。夕方には戻ってくる。昼食はいらないから」 「う、うん。分かった」 「夜は一緒に食べような」 「……うん」 そうして○○は慌てて外に出ていってしまった。 今日はクリスマス。クリスマスは恋人と共に過ごす日。 けれど、○○は出ていってしまった。 夕食はいつも通り。ケーキも食べない。 ○○は、共に今日を祝うつもりがないのか? 「まさか」 1人になった家の中で、私は湯呑み片手に呆然と玄関の扉を見つめる。 そこから出ていってその背中は、もう遠いところにいるのだろう。 ○○との距離が、遠い。 まさか――これが倦怠期というものか。 ぶるりと私の身体が震えた。 ※ どれだけ熱々のカップルも、時間が経てばその関係は冷えてしまうという。 共に過ごすことに慣れ、付き合い始めのドキドキ感はなくなり、お互いの愛情が薄れてしまう。 それが倦怠期。 「……はぁ」 私はため息混じりに竹林をとぼとぼと歩いていた。 冬の寒空、いつもの服にマフラーをつけているだけでは身体が寒いが、心はもっと寒い。 横に彼がいないと思うとますます寒い。 「倦怠期かあ……」 今朝の彼の様子を思い出し、そうなのかもしれないと結論づける。 クリスマスという恋人たちの一大イベントを、特に重要視していないとも取れる、○○の発言。 一緒に過ごすこともなく、夕飯もいつも通り。『祝うなんて面倒くさい』という彼の心の声が聞こえるようで、そこに愛情の薄れを見いだしてしまう。 ああ、○○もついに倦怠期になってしまったのか。 「何か、私にダメなところとかあったのかな……」 私の方は、○○への愛情が薄くなってなんかいない。むしろ日を経るごとに濃くなっていく。 素直になれないけれども、できるかぎり、彼にこの気持ちを伝えてきたはずだった。 今だって、寒さに晒された私は○○の傍にいたいと思ってしまう。 心が○○を求めている。 しかし彼はそう思ってない。 それが、とてつもなく悲しい。何か自分に足りないところがあるのだろうか。 「はぁ……」 適当な場所で手頃な岩を見つけると、私はそこに腰を下ろし、がくりと肩を落とした。 ひゅぅと風が吹き、私の身体の体温を奪う。けれど火を起こす気になれない。 散らばった髪を手櫛で整えたあと、またひとつ、ため息をついた。 「あら、妹紅じゃない」 声をかけられて顔をあげると、目の前に女が立っていることに気づく。 その女が誰なのかが分かると、私は大げさなまでに顔をしかめた。 「……なんだ、輝夜か」 「ええ、私よ。で、そこは私のお気に入りの場所なの。どいてくれない?」 腰に手を当て、黒く艶やかな髪をたなびかせているワガママお姫様は、私の座っている岩を顎で示し、手でしっしっと追い出す仕草を取る。 しかし、こんなところが彼女のお気に入りの場所なわけがない。周りには竹しかないのだ。風情も何もないこの場所が、彼女の雅心に触れるはずがない。 つまり、これはただ私に喧嘩を売っているだけだ。 「はぁ……」 私はそれに気付いても、心が燃え上がらなかった。 むしろ面倒だとしか思えない。 「気分じゃない。他を当たってくれ」 「あのね、私はそこをどけと言ってるの。なのに気分じゃないって、会話がちぐはぐだと思わないの?」 「うっさい」 相変わらず鬱陶しい奴だ。 本当に喧嘩を買ってやろうかとも思ったが、やはり炎を出す気力が湧かなかった。 膝に肘をつき、輝夜を無視するように顔を背ける。 そんな私の様子に興味を持ったのか、輝夜が「ねえ」と声をかけてきた。 「なに」 「なんかあったわけ?」 「何も」 「嘘ね。あんた、やけに落ち込んでるじゃない」 「別に」 輝夜がじっと私を見つめる。観察しているかのような目が、なんだか嫌な感じだった。 「今日はクリスマスね」 「……」 「○○はどうしてるの?」 「……」 「ふーん、黙ってるってことは、何かあったの」 「だから、」 そんなことはないと言おうとすると、輝夜が私の横に座った。 いったい何を、と怪訝そうに私が見やっても、彼女は平然とした態度で、ふんと鼻を鳴らした。 「散歩中の私の足を止めたんだから、それ相応の対価を払ってちょうだい」 「……」 これはまさか。 『落ち込んでるなら話でも聞いてあげるわよ』的な、相談相手を買って出ているつもりなのだろうか。 あの輝夜が? 極悪非道ワガママ宇宙人の輝夜が? 私は思わず素っ頓狂な声を出してしまった。 「気は確かなわけ?」 「何よ、払わないってんなら、それこそ弾幕ごっこの的になってもらうわよ」 「……時々お前のことが分からなくなる」 「で、どうするの。話すの、話さないの」 私は少しの間逡巡する。 輝夜に聞かせて意味があるのか。いや、猫に聞かせる方がはるかにマシではないか。 しかし、今私の周りに猫はおろか、輝夜以外にどんな生き物もいない。 さすがに、中に誰もいない竹に向かって話すよりは輝夜の方がマシだ。 「……実は」 私は思いきって話してみることにした。 ※ 「倦怠期ぃ~?」 話し終えると、輝夜はとても楽しそうに笑った。口に手を当て、ぷぷぷと吹き出すのを抑えている。 「あんたと○○がねえ。ほんとに?」 「……多分」 「ふーん、へー」 何が楽しいのか、輝夜はにやにやと笑っている。 私はそれが不快で、つい言葉に刺が出てしまっていた。 「その顔、やめないと燃やす」 「おお、怖い怖い。それよりも、ねえ、あれなわけ? 倦怠期ってことは、寝る場所が離れてたりしてるの?」 「寝る場所? そんなのずっと『一緒』だけど」 何を当たり前のことを言っているのだろう、この女は。 そんなの変わるわけがないのに。 輝夜は若干残念そうな顔をする。 「なんだ、変わってないの。倦怠期なら別々の部屋で寝てると思ったのに」 「別々の部屋って……ずっと一緒の布団なんだから、そもそも別の部屋で寝られないし」 「は?」 輝夜の動きが止まった。口をぽかんとあけて、石像のように固まっている。 しばらくして、今度は慌て始めた。 「ちょ、ちょっと待って。『一緒』って、そういう意味?」 「そういう意味って?」 「まさか、同棲するようになってから、ずっとひとつの布団で寝てるの? 今も?」 「そうだけど……」 輝夜が何に慌てているのか分からず、その剣幕に私はちょっと引き気味に答えた。 一緒に寝ることがそんなに悪いのだろうか。まさか、時々は別々の布団で寝ろとでも言うのか。 そんなことはできない。布団に入って感じられる○○のあの暖かさがなければ、もはや私は一睡もできそうにないのだから。 「じ、じゃあ、あれね」 気を取り直した輝夜が続けて言った。 「スキンシップは? 手をつないだりとか、キスの回数が減ったとか」 「……確かに減ったかもしれない」 私は今日の生活を思い出して答える。 これには輝夜も納得がいったらしく、うんうんと頷いていた。 「あー、なるほどね。スキンシップが減るのは確かに倦怠期の証拠だわ。最後にキスしたのはいつ? 1カ月前とか?」 「今日の朝だけど。寝起きに」 「……は?」 輝夜の動きがまた止まる。 私は気にせず、今日の朝にあったことを思い出し、悔しさに任せて拳を握った。 「いつもは4半刻ぐらいイチャイチャしてるのに、今日の○○は『おあずけ』って言って、1回しかしてくれなかった」 「……」 輝夜が『何言ってんのこいつ』という目で私を見ている。 何かおかしいのだろうか。4半刻(30分)がたったの1回に減ったのだから、明らかにスキンシップの密度が減っているではないか。 それに今日の○○は素っ気無かった。寝起きに私の髪を梳かしてくれる時間も半分だったし、私が朝食を作っている間に後ろから抱きついてくることもなかった。 やはり倦怠期なのだろう。 また落ち込みそうになると、輝夜が私の肩をぽんぽんと叩いた。 その顔は満面の笑みを浮かべていた。 「ねえ」 「なに」 「ちょっと質問に答えていってちょうだい」 「はあ」 輝夜は矢継早に質問を繰り出してくる。 「全然デートしてないとか?」 「最近忙しいのか、本格的なデートはあまり……それでも昨日の夜、一緒に星空を見た。あ、けど、手を繋ぐだけで抱きしめてくれなかった」 「相手の嫌な部分が見えてきて、イライラする?」 「頭を撫でてくるのがちょっと……子供扱いされてるみたいで」 「会話がなくなった?」 「本を読んでる間はあんまり喋ってくれない。私が退屈で服の端を引っ張ったら、ぎゅって抱きしめてくるだけで、やっぱり話はしてくれない」 「……あんたから話しかければいいじゃない」 「○○に抱きつかれるとつい、ウトウトしちゃうから」 「えーと、○○が他の女性と仲良くしてたりするとか」 「はっ! そういえば、輝夜、お前と話してることが最近多いような」 「……はぁ。あれはあいつに『妹紅と仲良くしてください』って頼まれてるだけよ」 いくつかの質疑応答を続けた後、ついに輝夜は手を高くあげて「あー!」と叫び出した。 「アホらし!」 「なにが」 「どこが倦怠期よ! ばっかじゃないの! ほんと、ばっかじゃないの!」 竹林全体に響き渡るような声を吐き出し、輝夜は私の肩を掴んでガクガクと揺らし始めた。 「ラブラブじゃない! ていうか、あんた達付き合い始めて3年以上経ってるわよ! どうしてそんなにイチャつけるのよ!?」 「あ、う、けど、ふ、普通はもっと」 「あんたの考えてる『普通』ってどれだけ甘々なのよ! 砂糖100杯も50杯も、どっちだって紅茶に入れたら甘くなりすぎんのよ! あー、身体がかゆい!」 「ゆ、揺らすなって! ちょっと!」 しばらくの間、輝夜に身体を揺さぶられ続ける。 ようやく体力の尽きた輝夜が私の身体を離すと、もう私は気分が悪くなっていた。 「うぅ、ゆ、揺らしすぎ……」 「はぁ、はぁ。少しでも心配した私が馬鹿だったわ。何よこれ、のろけ話を聞いただけじゃない」 「心配? あんなにニヤニヤしてたのに」 「ああ、今のは忘れてちょうだい。戯言だから」 輝夜は岩から立ち上がり、んーっと身体の筋を伸ばし始めた。 おそらくもう帰るつもりなのだろう。空を見つめ、「もう太陽が高いわねー」と呟いている。 「はぁ。いつまでも馬鹿ップルでいとけばいいのよ、ほんとアホらし」 「……いつまでもなんて」 私がぽつりと呟いた言葉は、自分でも驚くほど深刻な響きに満ちていた。 輝夜ですら驚いた顔で、私を見下ろしている。 「何よ」 「やっぱり不安だ……いつまでもこの関係が続くかが、分からない」 「はあ? あのねえ」 「○○が、私と一緒にいてもつまらなさそうにしてる時が来るかと思うと、胸が痛くなる」 きゅんっと痛くなる胸を、私は手で押さえつける。 私と○○の未来はまだまだ続いている。これまでの3年が短い期間だと思えるほどに、長い道が続いている。 そんな中、○○が私に愛想を尽かさない保証なんてない。 精一杯、私は○○を愛したい。けれどその想いに、彼がいつまで応えてくれるかが分からないのは、怖い。 その恐怖に耐えるように、私が自分の身体の震えを抑えていると、輝夜が「ばっかじゃないの」と呆れがちに、かつ優しげに言った。 顔をあげると、輝夜はまっすぐと私の目を見つめていた。 その輝夜はいつものぐーたら姫ではなかった。 人を従えるだけの魅力を持った、絶対的な上位者。月の姫としてふさわしい、凛とした振る舞い。 ああ、これが『かぐや姫』なのだろう。 私よりも長生きしている彼女が、何かを伝えようとしている。 そんないつもの彼女とのギャップに戸惑い、私は呆然と彼女を見上げていた。 「そもそもね、人間同士の関係なんて不変なわけがないのよ」 輝夜はつらつらと話を続ける。 「そりゃあ、私達の身体は不変よ。いつまでもどこまでも、私達が変わることはない。 けど、人との間柄は別。時に出会い、時に別れ、時に親しく、時に疎遠に。 未来が永遠ならば、人との繋がりは無限回数的に変わっていく。現に、4,5年前まではこうやって私があんたと世間話に興じるなんてこと、なかったじゃない」 「……ん」 私と輝夜の関係が変わったのは○○のおかげだ。 昔の私たちはもっとギスギスしていた。少なくとも、今のように輝夜が目の前にいたら、私は有無を言わさず炎を浴びせている。 不死の身体を持っていようとも、人間関係は変化する。 「問題なのは、その変化をどんな方向に持っていけるかよ。 『愛』は不変ではない。けれど、『愛』が時間経過と共に『憎』や『嫌』に変わるとは限らない。 『愛』を『幸』に変えたり、『楽』に変えたり……なんだったら、『熱愛』に変えてもいいじゃない」 最後に「それができるかはあんた次第だけど」と付け加えた輝夜は、言いたいことを言ってしまったのか、くるりと背中を向けた。 「あっ」 私はその背中に何か声をかけるべきだと思った。 しかし口は言葉を紡がない。何か、ふさわしい言葉があったはずだったのに、声を出すのを躊躇してしまう。 輝夜は歩き出してしまう。みるみる内に離れてく。 私は胸の内から溢れる気持ちに従い、「輝夜」と彼女の名前を呼んだ。 輝夜の足が止まった。 「何よ」 「えっと、その……」 「何もないなら、もう帰るわ。これ以上砂糖にまみれたくないの」 「その、よ、余計なお世話だったし、具体的に倦怠期解決にはあんまり役に立ってないわけだけど」 「……喧嘩売ってんの?」 「あー、もう! そういうわけじゃなくて、礼を言ってるだけだ! 馬鹿!」 声を荒げる私を振り返ることもせず、輝夜は「ふーん」と大して興味もなさそうに、右手を上げてひらひらと振った。 「そ。じゃ、せいぜい無駄な悩みを抱えてやきもきしてなさい、この馬鹿」 今度こそ輝夜は止まることなく、竹林の奥へと消えていった。 最後まで悪態ばかりつく奴だ。性格の悪さが滲み出ているに違いない。 「よし」 輝夜の気配がなくなったのを確認した後、私は岩から立ち上がり、気合を入れる。 心が軽くなっていた。あの女のおかげだとは思いたくないけど、まあ話を聞いてくれたのだから、砂粒ぐらいは感謝しておこう。 「……帰ろう」 帰って、○○を待とう。 そしてクリスマスを共に過ごそう。 夜しか一緒にいられないなら、せめてその時間を濃密に。 関係が変化するなら、せめてもっと仲良くなれる変化に。 決意と共に私は空を飛び、家へと急いだ。 ※ 「あれ?」 自宅前に着くと、扉の前に2つの人影があった。 目を凝らしてみると、そこには 「お、帰ってきた」 ○○と、 「やっとね。まったくいつまでも待たせるのかしら」 なんと、八雲紫が立っていたのだ。 「……スキマ妖怪がここに何の用?」 「あら、怖い目をしちゃって。○○、説明してないの?」 八雲紫は私の刺すような視線から逃れるように、○○の後ろにひっついて隠れる。 ○○も、なんだか『まあまあ』とでも言いたげな顔をして、私をなだめようとしている。それがまた八雲紫を守っているように見えて気に入らない。 私はすかさず○○の手を掴んで引き離そうとする。 「○○、これはいったい、って」 説明を求めようとして、気付いた。 ○○の服装がいつもと違う。着流しではなく、なんだかよく分からない、白と黒のパリッと整った服を着ている。 「○○、何それ」 「これはタキシードって言う、外の世界の着物」 「外の世界の? なんでまた。それに、今日は夕方に戻ってくるはずじゃ」 「はいはーい。お話はそこまでで、さっさとこれに着替えてちょうだい」 八雲紫が私達の間に割り込み、突然巨大な赤い布を私に手渡ししてきた。 思わず突っ返そうになるも、よく見るとそれがただの布ではなく、すべすべとしたシルク状の生地だということが分かった。 不思議に思い、広げてみる。すると。 「……ドレス?」 「その通り。さあ、妹紅、家に入って着替えて着替えて」 それは真っ赤なドレスだった。袖と襟が白く、あとは赤。まるで炎のようなドレスだった。 私は意味が分からず、○○が背中を押してくるのを踏みとどまる。 「ど、どういうこと? なんでまたこんな服を」 「あれ、夕食は外に食べに行くって、言ってなかったっけ」 「え、ええ?」 初耳だ。今日は家にある残り物で済ませるのではなかったのか? 「○○、今日は買い物に行くなって」 「そりゃあ、外で食べるんだから買い物は必要ないだろ」 「あ、あー」 あれはそういう意味の言葉だったのか? 予想外の事態に戸惑いつつも、私はさらに○○に説明を求める。 「こんな服を着なきゃいけない店なんて、いったいどこの」 「えーと、まあ、外の世界のレストランでな」 「外の世界?」 ○○が照れくさそうに口にした言葉に、私の混乱は最高潮に達した。 そんな私を落ち着かせようと、○○が手を伸ばし、私の頭に乗せる。 子ども扱いされるのが嫌なのに、私はその手を受け入れてしまう。それぐらい、心地よくて落ち着けるから。 「……○○」 「ん?」 「いったい、どういうこと?」 「んー、ほら、神無月の外界ツアーがあったろ? あの時は、俺の仕事が忙しかったから行けなかったわけで」 確かにそんなこともあった。以前から楽しみにしていたツアーだったので、あれは残念だったけど…… 「今日はあれの代わりに、クリスマスに外の世界のホテルで食事と……ま、まあ、妹紅がいいなら1泊しようかなと」 「そのために、今月になって突然私に手紙を送ってきたのよね~。で、私が対価として命じた雑用を今日まで黙々とやり遂げた、と」 「ゆ、紫さん、それは妹紅には内緒だって」 八雲紫に真実をばらされて顔が赤くなる○○を、私はじっと見つめていた。 つまり○○は、今日の夜から明日朝まで一緒にいようと言ってくれている。 クリスマスだから。恋人たちが一緒に過ごす日だから。 「さっさとしてくれない? 私だって暇じゃないんだから」 「今日の朝から今まで、ずっと縁側でお茶飲んでたのに……」 「何か言ったかしら、○○?」 「いーえ、何も申しておりません、紫お嬢様」 「あら、お嬢様だなんて」 やんっとでも言いそうなポーズを取る八雲紫。 ここでツッコミを入れるような真似はやめておいた方がいいのだろう。 八雲紫が身体をくねくねとうねらせている間に、私と○○は互いに見つめ合う。 「○○、あいつに変なことされなかった?」 「大丈夫。身体中の筋肉は痛いけど」 「……まさか、肉体労働?」 「倉庫の整理とか、色々な。あー、本当は隠しときたかったのに」 知的労働者を自負する○○が肉体労働だなんて……信じられない。ペンより重いものは持てないくせに。 あの八雲紫のことだ。雑用という名目で、色々と無茶なことを言われたに違いない。 だけど、彼は外の世界のレストランに私と一緒に行くという、それだけの目的で耐え忍んでくれた。 ああ、そうだったのだ。 倦怠期だなんてとんでもない。 彼はこんなにも深い愛情を示してくれている。 本当に、どうしよう。 彼が愛しくて仕方がない。 あれ以上は惚れないと思ったのに、今はもっと愛しい。 これもまた、私達の関係の変化のひとつなのか。 「じゃ、着替えてきてもらっていいか? 予約の時間にはまだ早いけど、妹紅に外の世界を見せたいしさ」 「分かった」 こんな豪華なドレスが私に似合うかは分からない。私なんかが女らしい格好をしていいのかとも思う。 けれど、頑張った○○のためにも、精一杯のオシャレをしよう。 「あ、○○」 「ん?」 振り向きざまに、私の頭よりも少しだけ高い位置にある顔に向かって背伸びする。 私と彼の唇が重なる。少しだけ湿っぽかった。 「っ! も、妹紅?」 「メリークリスマス!」 できる限り最大限の笑顔と共に、今日の善き日を祝う言葉を告げる。 ○○が腕を捕んでこようとするのを、私はひらりとかわして家の中に入った。 さあ、これからはずっと一緒にいる時間だ。 変わりゆく私達の関係を良きものにするための、大切な時間。 「ご馳走様」 背中から聞こえる八雲紫の冷やかしの声も、もはや私には気にならなかった。 クリスマスだから急いで書いた。 お目汚し、失礼。 Megalith 2011/07/01 「あーぢーいー」 唸る。 畳の上で寝転がり、唸る。 じわじわと染み込んでくる暑さに唸る。 今日も太陽にさんさんと照りつけられ、気温も体温も凄い勢いで上昇中。 「あーづーぃー」 暑さで身体が溶けそうだと思った。滝のように落ちる汗は、もしかすると俺が溶けてる証拠なのかもしれない。 冷房器具のない幻想郷の夏は毎年辛いが、今年は特にこたえる。 高い気温、蒸れる湿気。クーラーの効いた部屋で育った現代っ子の俺には、やってられない暑さだ。 うつ伏せになり、唸る。 「あーづぃー」 「○○、うるさい」 横で文々。新聞(暑中見舞い号)を読んでいた妹紅が、俺の後頭部にぽんっと手を置いた。 羽根が滑るように、彼女の白い手が首筋をなでる。 「せっかくの休日にだらけてないで、どこか出かけたらいいのに」 「そんな元気は、最早ない!」 「……そんな格好で威張るのって、滑稽だね」 呆れたように笑う妹紅。 なんとでも言ってくれ。今の俺はもうダメダメなのだ。 だいたい、この暑さでも普段と変わらない長シャツもんぺでいられる妹紅は、どこかおかしいのだ。 そんな汗ひとつかいていない手が、俺の頭を撫でる。 「せっかく遊びに来てくれた妹紅には申し訳ないが、今の俺はちょっと撫でられたぐらいで元気は出ない!」 「別に元気出してもらうためにこんなことしてるわけじゃないけど」 「だったら、この手は?」 「んー……ちょうどいい所に手の置き場所があったから、かな?」 右手で新聞をめくり、左手で俺の背中をさわさわしてくる。くすぐったくて、思わず声が出そうになった。 さすが、俺と付き合うようになってから家事やらなんやら器用になった妹紅の手だ。なかなかの技術。だが、まだまだ耐えられる。 「あれ? 思ったより我慢するね」 「くっ……この程度で俺を起こせると思ったら大間違いだぜい」 「ふーん……ちょっと待ってて」 ふと、心地よい感触が首筋から消えた。新聞を置いた妹紅が立ち上がり、すたすたと台所の方へ行ってしまったのだ。 そして残された俺はうつ伏せの体勢のまま待機。立ち上がる元気がないのに加えて、『待て』と言われたことで動いてはいけないような気がしたからだった。 ……なんだか、妹紅にしつけられてるような気がする。 「……遅いな」 しばし待つが、妹紅は戻ってこない。 いい加減、畳の上で寝ているのも辛くなってきた。妹紅という清涼剤(気分的な)が近くにいなくなったことで、ますます気合が目減りしている。 じゃりじゃり そして台所から聞こえてくる、何かが削れるような音。 何か作業でもしているのか。その音は、妹紅がそこにいるということを示していた。 「も……」 衝動的に彼女の名を呼びたくなる。が、それはさすがにこらえた。 そんなことをすれば、主人恋しさに遠吠えをする犬のようではないか。それはなんとなく負けている気がする。 「うー……」 しかし、早く戻ってきてもらわないと本気で俺の精神がもたない。 このまま放置されれば、スライムのように溶ける自信がある。 やはり呼んでみるべきか、しかしそんな甘えん坊のような真似を、と俺が色々と葛藤していると。 「おまたせっ!」 「うひゃぅ!」 突然首筋に襲いかかった感触に、俺は叫び声をあげた。 痛い。いや、冷たい。何か冷たくて固いものが背中を這い回っている。 たまらず飛び起きた俺は、服の間に手を入れてそれを掴み出す。 すべすべぬるりとした手触り。氷だった。 「び、びっくりしたー、ほんとにびっくりしたー」 「あははは、『うひゃぅ!』だって。凄い声出してたよ」 「いきなりこんなもの入れられたら、変な声も出るっつーの! まったく……」 「でも、起きたね?」 うっ、と言葉に詰まる俺。 同じ目の高さにいる妹紅の顔が、とても嬉しそうに笑っていた。 「さ、これでも食べて元気出しなよ」 そう言って、両手にひとつずつ乗せられたものを差し出す。 「……かき氷?」 「そ。暑い夏にはこれっきゃないってね」 透明な器に盛られた、山盛りのかき氷。氷は白いまま、きらきらと輝いている。だからそれにかけられているのは、多分砂糖シロップ。 「……妹紅」 「うん?」 「これ食べたら、近くの川で涼みに行こっか」 「ん、りょーかい」 もらったスプーンで、しゃくりと一刺し。すくい上げて口に放り込む。 冷たくて甘い。夏にしか味わえないこの心地よさに、自然と笑みが浮かんでしまう。 「我ながら、けっこう上手くできたかな」 俺の隣で、同じくスプーンを持った妹紅が同じように笑っていた。 この距離の近さが、嬉しい。 「あー、つべたい」 「急いで食べたら頭痛くなるよ」 「その時は妹紅が撫でてくれるんだろ?」 「……はいはい」 呆れたように、俺の頭をぽんぽんと叩く妹紅。 お返しにこちらも頭を撫でてやる。 「んー」 照れくさそうに頭を振るが、すぐに観念してされるがままになる彼女さん。 かき氷を食べていても、自分達の体温は少し熱い。しかし夏のものとは違って、心地よい熱さだった。 妹紅に弄ばれつつかき氷が食べたい Megalith 2012/07/04 最近、妹紅は俺が後ろに立つのを嫌がる。 ……え? 意味が分からない? いやいや、そう難しく考えなくてもいい、言葉通りの意味だ。 『俺が妹紅の後ろに立とうとすると、さりげなく逃げてしまう』。 以上である。 喧嘩したのかって? 何を馬鹿なことを。俺と妹紅はラブラブだと自信を持って言える。出会って数年、紆余曲折を経て同棲するようになってから、喧嘩らしい喧嘩もしたことなく、毎日がパラダイスである。 だったら後ろに立てないぐらい気にするな、と人は言うかもしれない。きちんと彼氏彼女でいられるのだからいいだろう、と。 とんでもない。俺にとっては深刻な事態だ。 なにせ、妹紅を後ろから抱きしめることができないのだから。 ※ 今日の朝もそうだった。俺が先に目覚め、まだ寝床に入っている妹紅を起こした時のこと。 昨晩はお互いに寝るのが遅かったから、目を開けた妹紅はまだ半分寝ぼけていて、俺も疲労感が残っていた。起きるのが辛く、2人してうーうー唸っていたと思う。 それでも朝の挨拶はかかさず行う。親しき仲にも礼儀ありだ。 「はよー、妹紅」 「……おはよ」 朝一番に妹紅の声を聞くと脳みそがとろけそうになる。 寝ぼけ眼の妹紅を眺めてにやけそうになるのを我慢しつつ、しばらくの間彼女と並んでまどろんでいた。何をするでもなく座っているだけ。けどそれがいい。近づきすぎず、離れすぎずの距離はとても心地いい。 だが、朝ご飯を作るのは俺の役目なのでゆっくりとしていられず、さっさと立ち上がる。 「あー、何を作るかな――と」 ふと妹紅の後ろ姿が目に入り、その魅力に胸を打たれた。 妹紅は360度どんな角度から見てもかわいい。後ろからだと髪に隠れて身体が見えなくなるのがすばらしい。彼女の身体の華奢さと髪の美しさを同時に感じられるからだ。 これからこんな愛おしい彼女と離れて仕事に行かなくちゃいけないとなると、やりきれない思いが溢れてくるのも当たり前。白い髪がはらりと布団の上に広がるのを引き金に、俺の中の思いは臨界点を超え、抱きつき衝動へと変異した。 音を立てないよう、ゆっくりと彼女の後ろに近づく。驚かせたかった。いきなり抱きつかれてあたふたする顔が見たい。それに、髪ごと身体を抱きしめて、思いっきり頭を撫で回して、そしてできるなら顔を近づけて……などという邪な気持ちも湧く。 しかしそれを察知されたのか、ちょうど後ろに立った時、寝ぼけていたはずの妹紅が驚くべき速さで振り返った。 「……」 「……も、もこう?」 勝ち気な赤い瞳がじっと見つめてくる。桜色の唇をきゅっと閉じているせいで表情がない。そのくせまっすぐだ。 俺の邪念を見ているかのような視線に気後れし、一瞬目をそらしてしまうと、妹紅はそのタイミングを見計らったかのように立ち上がった。 こちらを見ずに一言。 「今日は私が作るよ」 「あ、ああ」 手近にあったひもで髪をひとくくりにまとめあげた妹紅は、またしても逃げていく。 所在なく俺の手は宙に浮いた。 他にもある。今日のお昼もそうだった。 俺と妹紅は、絶対にご飯を共にすることにしている。家で食べる朝と晩は言うに及ばず、互いに仕事やら用事やらで出かけていることの多いお昼ですら、待ち合わせをしてお弁当を食べていた。「執念すら感じられるわ」とは、以前食事場所として神社の縁側を提供してもらった某巫女さんのお言葉だが、別に無理をしているわけではなく、俺たち2人は好きでこうしている。2人で食べるご飯はおいしいのだ。 今日の昼食場所は里の広場だった。普段は子供の遊び場、お昼時は働き人たちの休憩場所であるそこには、俺たち以外にも家族連れやら大工連中やらがお昼をとっていた。 俺と妹紅は適当な場所に座り、草の上にふろしきを広げた。 「はい」と妹紅がそっけなくお弁当を渡してくれる瞬間は至福だ。その場にいる誰よりも幸せだと胸を張って言える。 「今日は魚が余ってたから、味噌づけにしてみたんだけど」 『妹紅が作る料理なら何でもおいしい』などと漏らせば大げさだと怒られるので言わないが、気持ち的には十分そうだった。一緒に暮らすようになる前の妹紅は料理が大の苦手だったのに、今では努力して作れるようになってくれたという事実を加味すれば、感謝の言葉を100以上は言いたくなる。 だが、過ぎた言葉は互いに胸やけを起こすだけなので、 「いつもありがとう」 一言お礼を言うだけで済ませる。「ん」と短く返事をした妹紅。 ちょっと味の染み込んでいない鯖の味噌漬づけに、2人して苦笑いした。 問題はこの後だ。 お昼を食べた後はまどろみタイムが始まる。午前中あったことをだらだらと喋ったり、晩ご飯について相談したりするのが常なのだが、今日はお互いに何も話さず寄り添っていただけだった。周りの視線も何のその、むしろこの可愛らしい彼女がうらやましいだろう! などと内心思いつつ、俺は午後から使う資料の確認をし、妹紅は俺の肩に頭を置いて目をつむっていた。 会話がない時間も悪くはない。肩にかすかに感じる重みはとても愛おしいし、少し視線を横に向ければ、身体を心ごと預けてくれている少女がいる。それ以上を望めば欲張りというものだ――まあ俺は欲張りなわけだが。 資料の確認が終わって手持ちぶさたになると、肩の1点に感じられる体温をもっとたくさん受け止めたくなった。そのためには後ろから抱きしめるのが1番いい。相手を自分の両足の間に座らせて、両手いっぱいにその身体を抱え込み、首筋に顔をうずめる。彼女の温かさと香りを一身に受け止められるその行為を想像しただけで幸せになれて、俺はさっそく実行に移していった。 小さな頭を肩からおろさせ、横を向いた時だった 「……○○」 妹紅が俺の名前を静かに呼び、またしてもその赤い瞳でこちらを射抜いてきたのだ。 横流しの瞳は、朝と変わらず直線的で鋭い。頬は強ばり、唇を引き締めているのは何かを我慢している証拠で、それが示す事実に俺は愕然とした。 が、それを表情に出してはいけない。気合を入れて表情筋を引き締める。 「そろそろ行くかなー」 前に出した手を引っ込め、そのまま上にやって背伸びする。ばればれの誤魔化しだけれど、そうするしかない。 すると妹紅は明らかに緊張を解き、次には気まずそうに顔を背けた。 「……だね、私も道案内があるから、戻るよ」 そう言って弁当箱を片づけ始める妹紅。 俺は気づかぬふりをしていた。色々なことを。 もちろん、相手の気持ちを無視してまで自分の気持ちを押し付ける気にはなれない。そこまでわがままではない。 が、心は痛い。 ※ 夕方の寺子屋は物寂しい。子供がいなくなった学校の静かさは外の世界も幻想郷も変わらない。 とうとうと俺の口から出てきた言葉たちは、相手に届くや静けさに溶け込んでいく。 「それを聞いた私にどうしろというんだ」 書類をひもで縛り上げた慧音さんが憮然とした表情で言った。俺は肩をすくめ、自分に割り当てられた書類の束を積み重ねていった。 オレンジ色の光が窓から差し込み、事務室の机を明るく照らしている。部屋の中を乱反射する太陽光。ひもを持つ自分の手がじんわりと汗をかいていることに気がついた。 授業終わりの後片付け。今までたまっていた書類を廃棄するための作業ももうすぐ終わる。今俺がまとめようとしているのが最後の束だった。 慧音さんが椅子に座ってじっとこちらを見ている中、俺は淡々とひもを結んでいった。 「ただの独り言のつもりだったんですが」 我ながら苦しい言い訳だと思う。どこの世界に自分の悩みを独り言でぶつぶつ言う人間がいるのか。 慧音さんも呆れ気味だ。 「なら、いくつか浮かんだ『言いたいこと』を言うのをやめておくとしよう。独り言に返事をするのはよくないと聞くしな」 「……えーと」 「聞きたいか?」 「はい」 「素直でよろしい」 口ではかなわないなと思いつつ、作業の手を止め、慧音さんと向き合う。 細くて綺麗な人差し指が、ビシッとこちらに向けられた。 「ひとつ。いい加減、普段のイチャつきっぷりを語るのはやめてくれ。恋人のいない私へのあてつけに聞こえる」 「そう、ですか? そんなつもりはなかったんですが……」 ならどんなつもりだ、と慧音さんの目が問いかけてきたので、俺は逆に「今の話の中にイチャつきっぷりがありましたか?」と問いかけてみた。 すると慧音さんは苦虫を3匹ほど噛み潰したような顔をした。 「あったとも。一緒に寝ているやら、寝起きの妹紅がかわいいやら、昼食はいつも一緒やら……お前たちが好き合っているのは分かったから、これ以上惚気話の飴あられを振りまかないでくれ」 「ははは、了解です」 頭を掻いて反省。気付かぬうちに自分の心のままに話していたようだ。自重しなくては。 けれどそうなるのは、慧音さんに頼りがいがありすぎるからだとも言いたい。昔からどれだけ格好の悪い相談をしても真面目に答えてくれた慧音さんの前でなければ、間違ってもこんな独り言はしない。 実際、書類をひもで縛る作業が終わっても、慧音さんは帰ろうとしない。俺が書類運びを止めて椅子に座っても、叱らない。受け入れてくれる。 だから頼っちゃうんだよなあ、と思いつつ、慧音さんが口を開くのを待つ。まだ『ひとつ』だ。 「もうひとつ」 慧音さんは指で『2』を示した。 「妹紅がそういう態度を取るようになったのは、いつごろからだと言っていた?」 「えーと、1週間ぐらい前です」 「正確には?」 「6日と半日ですかね。6日前の朝から、なんだかおかしかったような」 慧音さんの眉がぴくりと動いた。 「……」 「慧音さん?」 「その前の日、私とお前たちとで夕食を食べたな?」 ああ、そんなこともあったな、と思い出すと共に少し自嘲する。 確かに、俺、慧音さん、妹紅の3人で居酒屋に行ったのはちょうど1週間前だ。久々のお酒を、恋人および敬愛する人と一緒にできるということでやけにテンションが上がった。似合わないお酒をがぶがぶ飲んで酔いつぶれてしまい、妹紅に背負われて帰るという男として情けない結果になったので、記憶の底に封じ込めたかったのだが。 思えば、その翌朝、二日酔いで苦しむ俺にかいがいしく水を渡してくれた妹紅に感激し、後ろから抱きつこうとして逃げられたのが悲劇の始まりだったか。 「……ふぅ」 難しい顔をした慧音さんが軽くため息をついた。 いきなりどうしたのかと心配していると、慧音さんは続けて「さらにひとつだ」と指を『3』にした。 「お前は、妹紅をどう思っている?」 「大好きです」 即答するが、慧音さんは驚きすらしていない。聞き慣れているのだろう。 「それは分かっている。だが聞きたいのはそういうことではない。さきほどの話で散々恋人の魅力を語っていただろう。あれは本心か?」 「そりゃあ、もちろん」 「それを妹紅本人に言ったことは?」 「……そういうのをあからさまに言うのって、恥ずかしくないですか?」 何を言っているのだこいつは、という顔をされてしまった。これはちょっと落ち込む。 確かに散々語っておいて今更かもしれない。妹紅の魅力を話の肴にすれば、3日徹夜できる自信もある。 だが、それをそのまま本人に言うのはどうにもためらわれるのだ。 過ぎた言葉は真実味を失う。褒め言葉も繰り返せば嘘に聞こえる。「かわいい」「きれい」「魅力的」……色々と言葉は浮かぶけれど、どれもこれも陳腐で軽く聞こえるような気がしてしまう。だから妹紅本人にはなかなか言えない。 かっこつけていると言われるかもしれないが、妹紅のお相手として、軽薄な男にはなりたくなかったのだ。 「では、あまりそういう話はしないのか」 「言葉ではなく態度で示していますので」 「……そういうことか。まったく世話の焼ける」 小さくつぶやきつつ、眉間を指で揉む慧音さん。頭痛でもするのだろうか。 少し間を置いて、慧音さんはさらに質問した。指は『4』。 「お前はやけに後ろから抱きつくことにこだわっているようだが、なぜだ? 前からでもいいだろう」 「全然違いますよ!」 俺は思わず大声を出してしまった。 前からと後ろから。このふたつは似ているようでいてまったく違う。 前から抱きしめることは、気持ちのぶつかり合いだ。どれだけ相手の体温を奪えるのか競い合っているようなもので、2人の関係は対等である。もちろんこれも悪くはない。互いに求め求められていることがよく分かり、とても幸せな気持ちになれる。 一方、後ろから抱きしめるのは相手を大きく自分の中に包み込むような感覚に近い。髪ごと彼女の身体を抱きしめて、思いっきり頭を撫で回して……その時の妹紅の安らいだ顔といったら、それはもう可愛らしくて。 「ああ、分かった分かった。そう力説するな」 げんなりした顔で手をふりふりと振る慧音さん。俺としてはまだまだ説明し足りないのだが、やりすぎて怒られるのもまずいので黙っておく。後ろから抱きつくことが俺にとって大事だと分かってくれればそれでいい。 慧音さんが少し考え込む。その顔からはそろそろ答えが出てきそうな雰囲気が漂っていた。これは相談して正解か? なんて期待していると、ふぅという美女のため息が出た。『5』。 「では、これが最後のひとつだ。まさかとは思うが、自分が妹紅に嫌われたなどと思っていないだろうな?」 突然核心を突かれて、俺は言葉を失った。 言葉にせず、心の底で溜めていた思いを、ちょっと相談しただけで見抜くとは……さすが慧音さんだ。 薄い水色の瞳がじっとこちらを見つめている。あくまで俺の答えを待つつもりなのだろう。 ならば正直に話すまでだ。 「……頭によぎったことはありますけど、そうじゃないと思いたいです」 「ほう?」 「嫌われたなら、一緒に寝てはくれないだろうし、いちいち昼食の度に待ち合わせをしてくれないはずです。そもそも一緒に住んでくれもしないでしょう。妹紅はそういうところが直情的ですから」 「ああ、そうだな」 俺と慧音さんは互いに微笑んだ。妹紅のことを知っている者同士、通ずるところがあるのだ。 が、俺は笑みを浮かべたまま胸の底の淀んだ感情を口にした。 「同時に、妹紅が笑顔を浮かべることも、あっちから抱きついてくることも減ったような気もします。だから俺は思いました。もしかしたら、好きの度合いが減ったのかもしれないって。何か、妹紅の嫌がることでもして、愛情が薄れたのかもと」 「ふむ」 「今はまだ好きでいてくれてるんだと思います。けれど、愛情がどんどんと薄められていって、最後にはって思うと、すごく不安でもあって」 ギギッという音が部屋に響いた。慧音さんが椅子から立ち上がった音だった。 話の途中で中座するという彼女らしくない行為に、俺は驚いて言葉が喉で詰まった。 「……まったく、いつまで経っても」 慧音さんは何事かを呟きつつ、廃棄書類の山に近づいていく。そして山の頂から3つの束を片手で持ちあげ、おもむろに外への扉を開けた 俺は思わず「慧音さん?」とすがりつくような声をあげた。 振り返った慧音さんは、何をくだらないことをという顔をしていた。 「さっさと家に帰って後ろから抱きつくなりなんなりしてこい」 「え、けど」 「『お前たちは相変わらずイチャイチャしている』『1週間前から突然嫌がるようになった』『お前は妹紅に自分の気持ちを告げることが少ない』『後ろから抱きつかれた時の妹紅は可愛らしい』『妹紅はお前を嫌っているわけではない』」 指を1本ずつ立てながら、これまでの質疑応答を流々とあげ連ねていく慧音さん。 「えーと」 「まだ分からないか……いや、決定的な事実を知らないお前に推測しろというのも無理があるのかもしれないな」 何のことか分からず戸惑うしかない俺に、慧音さんはしょうがないという表情で笑った。 「お前が妹紅に嫌われてないかと心配しているなら、妹紅も同じような心配をしているということだ。ほら、まずは運ぶぞ」 顎で書類の山を指し示し、慧音さんは外へと出て行った。運べということなのだろう。俺は慌ててふた束を抱え込み、後を追った。 気付けば、オレンジ色の光は空から消えていた。鰯雲が端から端へと伸びていて、沈みかけた太陽が紺から黒へのグラデーションを描いている。もうすぐ夜だ。妹紅が家に帰ってくるまでそう時間はない。 ゴミ捨て場への道すがら、慧音さんは子供に言い聞かせるような調子で話を始めた。 「居酒屋で夕食をとった夜、こんなことがあったんだ」 ※ それは○○が酒に酔ってつぶれた後のこと。 すでに宴の盛りは過ぎていた。周囲の客はまばらで、居酒屋にしては騒がしくない。眠る○○。その彼の頭を撫でる妹紅と、対面に座り眺める慧音。机には食べ終わった皿がいくつも重なっている。 慧音と妹紅は静かにコップを傾け、気が置けない会話を進めていた。 「すー、すー」 「よく眠っているな」 「だね……久しぶりに慧音と一緒に飲めて、楽しかったんだと思う」 「妹紅、お前は楽しかったか?」 「もちろん。○○がこんなにお喋りになったのは、久しぶりに見たしね」 「ん? ○○はいつもこうだと思うが」 いつも「妹紅が」「妹紅が」とイチャつき話をしてくる○○。それを知っている慧音には少し引っかかるところがあった。 探りを入れる意味で、慧音は「ああ、長く一緒にいれば会話も必要ない、か?」とからかい気味に言ってみた。 すると妹紅の表情にかげりが出てしまう。 「そうだといいんだけどね」 「まさか、本当に会話がないのか?」 「そうじゃないよ。普通に話はする。けど……私たち、お互いに自分の気持ちとか感情を言葉にすることが少なくってさ。それはそれで気楽なんだけど、時々不安になることもあって」 「言葉はなくとも、お前と○○は仲が良すぎるぐらいだと思うが」 「ん……そうかな」 笑って日本酒を少し口に入れた妹紅。酔いのかけらも見えないその顔には、確かに不安が滲み出ていた。 これは話を聞く必要がありそうだと、慧音が追加のお酒を頼むと、今までずっと妹紅に頭を撫でられていた○○が唐突に身じろぎした。 「んんっ」 「っと、○○が机から落ちる」 「あ、いいよ慧音。私が」 「こ――か――いい」 ぶつぶつと○○の口から何かが漏れ出ていた。 何だ?と顔を見合わせた慧音と妹紅は、そっとそれに耳をすませてみる。 「――もこ――かっこいい――わいい」 どうやら寝言のようだ。夢の中でまで妹紅といちゃいちゃしているとは筋金入りだな、と慧音は笑う。 だが、○○を支える妹紅が動きを止め、目を見開いていることに気づいた。 何に驚いているのだろう、いつもの彼だろうに。 目をつむる妹紅。○○を机に戻すと、今までに見たこともない、愛情たっぷりの微笑みを彼に向けた。 「かっこいい、か」 「妹紅?」 「さっきの話の続きだけどさ」 妹紅は確かな決意の感じられる瞳で、とつとつと語った。 「私、自分が人に好かれるとか全然考えたことがなかったんだ。慧音みたいに色っぽくもないし、女らしさもない。悔しいけど、輝夜の方が美人だとも思う。昔は料理すらできてなかった……なのに、○○は私を好きだって言ってくれた。嬉しかったけど、変にも思った。私なんかのどこを好きになったんだって」 「それは卑屈になりすぎだ」 「だね。○○とそういう話をしたことがないから、卑屈になっちゃうのかも。だから、考えないことにしてた。○○は私の何かを見て好きになってくれたんだと、そう信じて」 けど、と妹紅は○○に揺るぎない目を向ける。 「今日、ちょっと分かったよ。私、○○の好きな自分でいたいって、そう思う」 「そんな風に気負わなくても、○○は」 「いいんだ。もう決めたから」 慧音にはそれ以上何も言えなかった。○○をしっかりと見据え、彼の存在ごと確かめるかのように頭を撫で続ける妹紅に対し、かける言葉が思い浮かばなかった。 恋する女性は、時に人を圧倒させる強い意志を持つ。それを変えることができるのは、同じように恋する者のみなのだ。 ※ 飛び込むように自宅の扉を開けた時、いの一番に探したのは愛する彼女の姿だった。 乱れる呼吸も流れる汗も気にせず、目を右往左往させて彼女を探した。夢中だった。 「おかえり。今日はちょっと遅かったんだね」 いた。藤原妹紅は台所に立ち、こちらを振り返ることなく包丁で何かを切っていた。普段着の上に割烹着をつけている。夕食の支度だろう。お肉の焼けるいい匂いがしていた。 「今日は良い牛肉が売ってたから、たまには豪勢に肉料理でもと思って」 「妹紅!」 靴を脱ぎ、一気に台所へと進入した俺は、そのままの勢いで妹紅の後ろに迫り、がばっと腕を広げた。 「!」 もちろん妹紅がそれに気付かぬはずもなく、とっさに包丁をまな板の上に置いて逃げようとする。が、そんなものは俺にとって何の障害にもならなかった。 妹紅の首筋に腕を回し、彼女の胸の上辺りでクロスさせる。そのまま華奢な背中にしっかりとひっついて、思いっきり抱きよせた。 白い髪が俺の顔をくすぐった。 「ななな! 何を!」 腕の中でじたばたと暴れる愛しい人を、しっかりと抱きしめる。1週間ぶりの感触に心が沸き立ち、もう止まらなかった。 「ちょ、○○、やめ……料理中で……!」 「妹紅を抱きしめるのはやっぱりいいなあ!」 「ななっ! ああ、もう!」 妹紅の身体が急に熱くなっていく。体温の熱さじゃない、妖術の炎で、俺を無理やり引っぺがすつもりなのだろう。 だが俺はそれでも離れるつもりなんてなかった。ためらう理由はもはやない。1週間も我慢していて、もう限界だったのだ。今は妹紅分をずっと補給していたい。 しかしまあ、焼かれるのは勘弁してもらいたいので、彼女の耳元に口を寄せることにする。 「俺はそのままの妹紅が好きなんだ」 妹紅の動きがぴたりと止まった。 やや見開いた目を真横に向け、こちらを見ている。驚いているようだ。かわいい。 俺は続けてささやいた。 「無理をして自分をとりつくろったり、我慢したりする必要なんかない」 抱きしめる力を少し強くする。妖力の熱はすでに引いていた。 代わりに出てきたのは心の熱。温かい。 「俺はかっこいいのが好きなんじゃない。妹紅が好きなんだ」 それからしばらく抱きしめ続けていると、妹紅の身体のこわばりが徐々に取れていった。 さらに続けると、ついにはぐったりとしてしまう。 これが後ろから抱きついた時の常だ。この状態の妹紅はもはやふにゃふにゃ。 顔を背けてしまったので今の表情は分からないが、耳まで赤くなっていることから彼女の内心は推し量れる。 「……」 「……」 「慧音に聞いた?」 「うん。聞いた」 「むぅ、慧音のやつ」 拗ねたような声がかわいらしくて、つい頭を撫でつけてしまう。 すると熱のこもった吐息がその小さな口から漏れ出た。文字にするなら『はふぅ』だろうか。 あまりにかわいすぎた。 「もーこー」 「うぅ……顔は見ちゃダメ。今、私すごいかっこわるい顔してる」 「『かっこわるい』じゃなくて、『かわいい』だ。やっぱり俺の言ったことを気にしてたんだな」 分かってしまえば簡単なことだった。 『1週間前』のあの寝言を聞いた妹紅は、俺が普段『自分の気持ちを告げることが少ない』せいで、とんだ思い込みをしてしまった。俺が妹紅を好きな理由を、「かっこいいからだ」と思ったのだ。 だからそういう自分でいるように努力していたのだろう。『俺を嫌っているわけではなかった』。むしろ好きでいてくれたからこそなのだ。 振り返れば、確かに最近の妹紅は妙に取り澄ましたようなところがあった。『相変わらずイチャイチャとはしていた』が、そんな中でも凜としていたというか、背筋を伸ばしていたというか。(そういう妹紅も十分魅力的だが) しかし、そんな彼女の努力を一度に台無しにしてしまう行為があった。それが、『後ろから抱き着かれること』だ。 「こんなの我慢できるわけない。顔が勝手にへらへらしちゃって」 不機嫌そうに呟く妹紅。 しかし逃げようとはしない。 「そういうこと聞くと、ますます抱きつきたくなるねえ」 頭をぐりぐり撫でると、妹紅は一層耳を赤くさせた。 「むぅ……かっこいい、わるい関係なく、自分がどれだけ○○を好きかって思い知らされるのって、恥ずかしいんだからな、もう」 『かっこいい自分』を崩されるのを防ぐために、俺が後ろに立つのを嫌がった――分かってしまえば簡単なことであり、身悶えしそうなぐらい嬉しいことだった。 だが、他方で反省もしなくてはなるまい。軽薄に思われたくないと黙ってばかりだったせいで、妹紅を不安にさせてしまったのは明らかな俺の落ち度だ。これからはもっと積極的にならなくては。 ああ、けどまあとにかく今は。 「あー、こうしてるだけで幸せだ」 「まったく、もう……私もだよ」 妹紅を、思う存分抱きしめよう。 ※ 「結局○○は私のことをどう思ってるの? あの寝言は嘘?」 「いや、妹紅はかっこいいと常々思ってるぞ」 「え、だったら」 「かっこいいし、かわいくもあるし、可憐でもある。そして何より愛してる」 「うぅ」 「けど、そうだな、あえて言うなら」 「言うなら?」 「かっこかわいい、だな」 「何それ……ふふっ」 ※ 1週間前と同じ夕焼けが寺子屋の事務室を照らしていた。部屋中がオレンジ色に染まり、慧音の足下から影が伸びている。 夏の日にありがちな風景。○○がいないことと、いらない書類が減ったこと以外は何も変わっていない。 椅子に座り、重たくなってきた肩をぐるりと回した慧音は、だからこれもありがちなことなのだと今の状況を納得せざるを得なかった。 目の前にいる白い髪の友人は、先ほどから熱心に自分の思いを言葉にしている。時々混じる彼氏への惚気には思わず辟易するが、長年の友人を無視するわけにもいかないので、仕方なく耳を傾け続けた。 「ふむ、つまり」 ようやく終わった長い話を頭の中で整理し、簡潔にまとめてみると、 「『○○が以前にもまして抱きついてくるようになったせいで、もうずっとドキドキしっぱなしで困る』というわけだな」 なんとも反応に困る相談事だった。 友人は赤い顔をしてうつむいている。 「……ふぅ」 1週間前と同じため息をついて、同じようにいくつかの言いたいことを頭に思い浮かべる。 まったく、いつまで経っても――この2人は倦怠期にならない。愛は深まるばかりだ。 「では、まずひとつ」 人差し指を立てながら、慧音は密かに決意していた。 可及的すみやかに自分も恋人を作らなければなるまい、と。 でなければ、いつか10本の指では足りなくなるような気がしていた。 かっこかわいい! Megalith 2013/01/03 あんなぶっきらぼうな奴のどこがいいの、とよく聞かれる。(主に月の姫様に) 確かに彼女には少々人当たりのきついところがあるかもしれない。基本的に人助け以外で自分から人と関わろうとはしないし、初対面の人相手だとあまりしゃべらず、親しくなっても自分のことはほとんど話さない性格だ。無口というわけではないけれど、少々そっけない。俺相手でもそこはあまり変わらない。 それに、あの美しさが人を引け目にさせる。白い肌の上に浮かぶピンク色の唇。それをきゅっと真一文字に結んだ彼女が、どこか冷めている赤い瞳をジロリと差し向ければ、誰だってその残酷な美しさに気圧されてしまうだろう。俺はむしろ見惚れるけど。 あの人があなたに愛の言葉をささやく場面が想像できない、と言われたこともある。(月の兎に) うん、それはそうだ。俺だってめったに聞かない。前に聞いたのは……もう3ヶ月も前になるだろうか。 それも全然イチャラブしたものではない。休日のある日、暇を持て余していた俺が、本を読んでいる彼女をむりやり後ろから抱きしめていたときのこと。俺は彼女の名前を呼びつつ、頭をくしゃくしゃと撫で回していた。彼女はページをめくりながら「んー」とされるがままになっていた。そんな時、不意に「好きだぞー」と言うと、彼女は本から目を離さないまま呆れ調子で「んー、私もー」と答えてくれた。 ただそれだけである。 頬を赤らめた女性が、おずおずと自分の恋心を打ち明ける――なんて、安い恋愛ドラマのような出来事は、俺たちの間で一度も起こったことがない。 あんたたちが付き合うことになったのもひとつの異変かしら、と不思議がられたこともある。(博麗の巫女さんに) 手をつないでいるところなんて見たことないけど、本当に付き合ってるのか? と聞かれたこともある。(黒白魔法使いに) そんなんで本当に幸せなのかウサ? と笑われたこともある。(竹林の不審な小兎に) まあ、彼らがそう言うのも仕方ないのかもしれない。彼女はひとりだちしているというか、孤高というか、そんな人だ。白い髪をひるがえし、赤い炎を全身からほとばしらせる後ろ姿からは、「1人でいても大丈夫。むしろそうしている」という雰囲気すら漂わせている。 炎は触れる人の手を焦がしてしまうもの。 そんな彼女のそばに、火傷しながらもしつこく居座っている俺は、相当奇特な人間だろうか。 しかし、どうとでも言えばいい。結局、俺は彼女のことが好きだし、彼女も俺のことが好きなはず。そう信じている。 愛も語ってくれない女性を、どうして信じられるのかと、不思議に思う人もいるだろうか? そういう人にはこう言ってやろう、「恋愛なんて人それぞれ」だと。 もちろん、ありきたりな恋人同士のじゃれつきや、ありふれた愛の言葉も、立派な愛情表現だ。というか俺自身、彼女相手に抱きついたりして、やりすぎとも言えるぐらいにイチャつこうとしている。自分の気持ちをストレートに伝えるなら、それが一番だと思っていたから。 だが、彼女との付き合いから気付かされた。行き過ぎた愛情表現だけが、心と心が通じ合っている証拠じゃないと。 気付いてから不安なんてなくなったし、より彼女を愛せるようになった。 よく分からない? だったら実例を出してみよう。 例えば、外を散歩しているときのこと。 最近は特に風が冷たくなってきたけれど、そんな中でも俺たちはあまり手をつなぐことがない。お互いに別々の手袋とマフラーをつけ、「寒いね」「うん」などと短い言葉をかわしながら、ただ隣り合って歩いている。 手もつながず、恋人同士っぽくない? いやいや、この『隣り合って』というところが肝心なのだ。 同じ目的地に向かって、歩調を合わせる。少し離れれば、すすっと近づく。思わずぶつかれば、それとなく距離を取る。横を向けば彼女の顔があり、声をかければ容易に届く。そんな肘と肘が触れ合うぐらいの距離を、いつまでも保っている。 意識してやっているわけじゃない。「隣を歩こう」とどちらかが言ったわけでもない。彼女が隣にいる。それが息をするのと同じくらい自然になっているのである。 ここに俺たちの関係のすべてが詰まっている。 まだ分からない? ならもう一つ。 例えば、夜。仕事から帰ってきたときのこと。 俺たちは別々の布団で寝ている。お互い、仕事や用事やらで就寝時間がずれることが多いため、2人で話し合ってそうするようになった。(時々はひとつの布団に入ることもあるけれど……その話をここではすまい) だから、帰宅すると彼女がすでに眠っている、なんていうことも日常茶飯事。 なんと寂しいと人は言うかもしれないが、そんなことはない。 眠っている彼女のそばに座り、そっと頭を撫で、白い髪に指を通す。すると、彼女の寝顔が子供のそれのようにやわらぐのだ。 出会った頃はこうじゃなかった。起きている時も寝ている時も、近づこうとするとすぐに気配を察知され、警戒されていた。「あのお姫様の刺客か?」なんて疑われ、あやうく炭にされそうなこともあった。 それが今では、こんな風に無防備で寝てしまうぐらいに、自分のことを信頼してくれている。 こんなに嬉しいことはない。 他にもたくさんある。 例えば、慧音先生から聞いたこんな話。 「お前といる時は、いつもより声が優しげだと思うよ」 例えば、稗田のお嬢様から聞いたこんな話。 「あの方のお話は、最近あなたのことばかりですよ」 例えば、里の男から聞いたこんな話。 「なんか前より綺麗になった気がするんだよなあ」 例えば……後ろから抱きついた時。 妹紅は少しだけ、体重をこちらに預けてくれる。 もっと挙げてほしいというのなら、いくらでも。 あからさまな「愛してる」も、激しい肌の触れ合いもない。日常のあちこちに見られるささいなことばかり。けれど100の言葉よりも、100の触れ合いよりも、よほど彼女の心が感じられる。 だって、ささいなことだからこそ、嘘偽りのない本心が映し出されているのだから。 さりげなくも確かな愛情。それに応えるために、愚鈍な俺は今日も「好きだ」と叫ぶ。 そして彼女は目を逸らすことなく、しっかりとこう答えてくれる。 「はいはい、私も好きだよ」 苦笑いもまた、ひとつの愛情かな? 今年もよろしくお願いします うpろだ0076 時々、昔のことを思い出すことが多くなってきた。 これまでの自分の足跡を振り返ってみても、そう大層なものじゃないけれど。 ふと、どこか昔にあった景色、色、形を目にすることで、自然に思い返すことが増えた。 決して良かったなんて胸を張っては言えないが、懐かしさを感じずにはいられない。 閉め損ねた襖から差す、朝焼けの光が天井に伸びきっている。 暗闇とは少し違う、薄暗い一部屋の中で、それが今日一番の合図だった。 あの日も、こんな感じだったはずだ。 「おはよう……」 でも、今日はあの日じゃない。 同じ日はもうやってこないのだ、昔が今ではないように、昔が今ではないように。 時計の針は嫌でも進んでいく。止めることも出来ない。 けれど、目の前にいる奴だけは、昔と何も変わらないでそこにいた。 あの日に見た少女の姿を今もそのままで、ずっと変わらないままで有り続けていた。 昔の思い出の中にある姿は、何一つ同じ。 「……えい」 ただ、それでも同じなのは姿だけだ。 時が経てば経つほど、その内側は違っていった。 あの凍てつくような赤い瞳から向けられる視線は、今はどこにもない。 何処か嬉しそうな、それでいて子供っぽさを隠せずにいる、見た目相応の少女の目だ。 「ないをふぅるの」 「よかった、死んでるのかと思ったよ」 「しぇないでひょ」 「そうね」 クスクス、とそう笑う彼女は、それで満足したらしい。 ゆっくりと掴んでいた俺の頬を離して、指先でゆっくりと労わるように撫で上げた。 能面みたいだと、まるで人形のようだと、初対面でそう感じたあの気持ちは、どこかに行ってしまった。 目の前にあるのは、悪戯が好きな、触れ合うことが大好きな、無邪気な少女だ。 「私は昨日死んでたけどね」 「知ってる」 「えっ」 「姫さんに持って帰ってくれって、頼まれた」 そう言うと、彼女は眉間にしわを寄せて不機嫌そうな顔をしてしまった。 どうやら俺が姫さんと話をしたのが気に食わなかったらしい。 けれど許してほしい、わざわざ姫さんが彼女を連れて俺を訪ねてきたのだ。 『あんたの連れがまた暴れに来たから返すわ、全く……これだけは変わらないのね』 ぶつくさ言いながらも、俺に預けに来た姫さんは、どこか嬉しそうでもあった。 お互いに暇だから、形はどうあれどコミュニケーションだと考えているのだろう。 こうしてわざわざ遠くから届けに来てくれたのも、悪い思いがあるからじゃない。 でも、彼女は気に入らないのだ。理由は、まあ――――いろいろだ。 「……へぇ、輝夜が来たんだ」 「うん、それですぐ帰ったけど」 「塩撒いとこう」 「助けた相手にすることじゃないな」 きっと姫さんも同じような立場になったら、全く同じことをするだろう。 そんな予想だけはすぐについたけれど、あまり褒められることじゃないので、言うだけ言っておいた。 ただ、その結果として、もっと不機嫌になった彼女が出来上がってしまったのだが。 「何?輝夜の肩を持つの?」 「違う、お礼くらい言っといたらどうって話」 「嫌よ、死んでも嫌」 「その結果死んでるじゃん」 「うるさい」 まあ、このくらいにしておこうか。 あまり言うと喧嘩になりかねないので、程々にして終わらせることにした。 どうも、姫さんの話題を出すと露骨に嫌な顔をするのは、今も変わらなかった。 「妹紅、そろそろ起きるよ?」 そう言って起き上がろうとするが、袖を引っ張られる何かに止められた。 確かめる必要はなかったかもしれないが、一応誰が犯人なのかは見ておくことにした。 当たり前と言われてしまえばそうだが、やはり俺の隣にいる奴以外しかいなかった。 「嫌」 駄々っ子と化した妹紅は、こちらが譲るまで決して動かない。 その教訓と事実を、何度も知り尽くしているからか、今回も同じだろうということを分かってしまった。 妹紅の顔を見れば、いつものあの不機嫌そうな表情とは違う、甘えを含んだ雰囲気を感じ取った。 我儘を言っているというのは、それだけで理解するには充分すぎた。 「……」 「嫌」 何も答えないでいると、二度目の否定が入った。 再度袖を引っ張って、こちらに戻ってこいと、私のいる場所に来てと指し示す。 無理矢理起き上がろうとはしてみたが、それでも行くなと袖を引っ張られた。 分かってはいたけれど、意地でも俺を逃がさない算段らしい。 「嫌、行かないで」 「………はぁ」 明確な妹紅の気持ちを聞いて、それ以上は何もできなかった。 多分、こうして甘やかしているからこそ、彼女もそれを理解しているというか。 自分を分かってくれているということは、知り尽くされていることでもある。 結果など、最初からわかりきっていたことだったのだ。 「分かったよ………っ!」 降参のポーズを取った所、手早く妹紅に引きずり込まれた。 バランスを取る暇もなく、布団の上に叩き付けられた後は、温かい何かに包まれた。 ふわりと、優しく背中に添えられた何かを感じて、安らぎを得た。 何をされたのかを知るまでには、少しだけ時間がかかったけれど、犯人は一人しかいなかった。 「苦しいんだけど」 「離すと逃げるでしょ?」 「逃げないよ」 そう答えたけれど、更に抱く力を強めてきた。 より近くに妹紅を感じてしまって、余計なことが何も考えられなくなっていく。 熱、柔らかさ、匂い、音、声、色といろいろなことが俺にまとめて向かってくる。 ただただ、それを味わうことに一杯になってしまって、他はいらなくなった。 「輝夜と仲良くした罰よ」 俺も抱き返すと、それで満足したのだろうか。 先ほどよりも抱く力を弱めてくれて、少々の息苦しさからは解放された。 けれど、決して離してはやらないと、その一線は超えようとはしない。 「別にそんなつもりじゃないさ、姫さんもそうだって思ってる」 「ううん、アイツはあなたを狙ってる。そうじゃなきゃ、簡単に近づいたりしない」 「そうかな」 「そうよ、絶対渡してやるもんか」 謎の自信を持ってか、そう力説する妹紅。 それが可笑しくて笑ってしまいそうになるが、本人は本気なので止めておいた。 どうも妹紅は姫さんが俺を狙ってる―――――と思い込んでいる。 違うのになぁと、毎回思うんだけれど、全く信じるつもりはないらしい。 曰く、見る目が違うらしいけれど、そりゃ妹紅とそれ以外だと違うだろうと突っ込みたい。 「輝夜に触れた分、私が上書きしてやるから」 そう言うと、頬に軽く何かが触れ合った。 今までの柔らかさとはまた違う、水気溢れる温かさがあった。 短いけれど確かに聞こえた音を耳にして、その言葉の意味を、行動に移した結果を実感した。 「別に触ってもいないんだけどな」 「でも手くらいは触れたでしょ?」 「まあ、受け取る時には」 「やっぱり」 それだけ言って、二回目が始まった。 否定すればよかったのだろうけれど、妹紅に嘘をつくのは躊躇いが出た。 それとも、こうされることを自分も望んでいたのかなと、どこか遠くでも見ていた。 「じゃあ、埋め合わせしてよ」 「………」 我儘は続く。 妹紅が望む限り、俺が嫌だと言わない限りどこまでも終わらない。 しかし、これでようやく見えてきたと、妹紅が何を求めていたのかが自信を持って言える。 ――――――ただ、一緒にいたいだけだ。 「分かったよ、今日は一日付き合うよ」 そう答えると、妹紅は満足したのか。 これでもかって見せつけるくらい、満面の笑みを浮かべて答えた。 「うん!」 今日もまた、妹紅と一緒の日々は始まる。
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藤原妹紅 加入場所 [月夜の怪]の高台で話しかける ステータス倍率 HP★★★★★ MP★★☆ 攻撃★★★★★ 防御★★★★★☆ 魔攻★★☆ 魔防★★★☆ 命中★★★★ 回避★★☆ スキル詳細 スキル名 前提スキル 種別 対象 消費MP 詠唱時間 効果 蓬莱人 パッシブ 無し 0 0 無限に再生する体。自分のターン開始時にHPが少し回復。スキルレベルに応じて回復量増加。 吾亦紅の花のように 蓬莱人3 アクティブ 使用者 10+スキルレベル×2 0 自分のHPを回復する。 永劫無極の命 パッシブ 無し 0 0 HPが0になる攻撃を受けたときに、稀にHP1で生き残る。スキルレベルで確率上昇。 フェニックス再誕 蓬莱人形5吾亦紅の花のように5 アクティブ キャラ 30+スキルレベル×10 5500-スキルレベル×500 戦闘不能の仲間一人を復活させる。スキルレベルに応じて詠唱時間減少。 徐福時空 パッシブ 無し 0 0 スキルレベルに応じてstr増加。 クライシスアタック アクティブ キャラ 5+スキルレベル×1 0 通常より威力の高いダメージ。 灰燼の体躯 滅罪寺院傷1 パッシブ 無し 0 0 攻撃時に稀に相手を炎上状態にする。スキルレベルに応じて確率増加。 朱雀の炎 クライシスアタック3灰燼の体躯3 アクティブ キャラ 10+スキルレベル×1 0 通常より威力の高い火属性のダメージ。 ウー 朱雀の炎5 アクティブ 床 15+スキルレベル×1 0 範囲内に通常より威力の高い炎属性のダメージ。変則的な効果範囲。 凱風快晴 ‐フジヤマヴォルケイノ‐ 朱雀の炎10 アクティブ 床 20+スキルレベル×2 0 範囲内に通常より威力の高い炎属性のダメージ。 インペリシャブルシューティング 凱風快晴 ‐フジヤマヴォルケイノ‐10七生報姫5 アクティブ 床 30+スキルレベル×3 0 終わらないシューティング。敵全体に超物理ダメージ。 滅罪寺院傷 パッシブ 無し 0 0 スキルレベルに応じて火属性に耐性。 蓬莱人形 蓬莱人10滅罪寺院傷10 パッシブ 無し 0 0 スキルレベルに応じて炎上状態に耐性。 七生報姫 ウー3クライシスアタック10 アクティブ キャラ 20+スキルレベル×2 0 自分のHPを消費して敵単体に超攻撃。 パゼストバイフェニックス ウー10 アクティブ キャラ 20+スキルレベル×2 1000 対象を操り自分で行動を選択できる。スキルレベルに応じて確率増加。 特徴 前衛特化型、高いHP、攻撃力、防御力が特徴 ただし斜め攻撃できる武器が装備できず、常に敵と真正面から殴りあうことになる。さらに回避・行動速度もあまり期待できないので油断するとあっさり落ちることもあるので要注意。 スキルは高火力な物を多く持ち、アタッカーとして優秀。その反面能力強化など補助系のものはさっぱりなので、他のメンバーでフォローしたい。 MPの伸びが悪いという特徴もあるので長期戦の場合は何らかの回復手段を用意することが望ましい。 スキル インペリシャブルシューティング・・・物理系全体攻撃 無詠唱でかなりの高火力、さらに反動で能力が下がることも無しとかなり優秀 雑魚掃除はもちろん、複数の黒相手の戦闘でも能力低下を気にせず使える。 物理攻撃なのでかわされるとダメージを与えられない、命中はしっかりと上げておこう。 七生報姫・・・物理系単体攻撃 一対一の状況ならばこちら、妹紅のスキルの中では最大の攻撃力を誇る。 ただし妹紅が消費するHPはそれなりに大きい、スキルレベルが上がると消費するHPも増える。 このスキルの効果で妹紅のHPが0になった場合、蓬莱人のスキルを持っていないとそのまま倒れてしまう。 永劫無極の命 レベル10まで上げて100回検証してみた結果、効果が発動したのは34回。 試行回数が少ないのでなんともいえないが、おそらくランク10で3~4割の発動率 肝心なときに発動してくれる保証がないので過信は禁物、発動したらいいな程度に考えておいたほうがいい。 吾亦紅の花のように・・・自己HP回復 無詠唱で自分のHPを回復する……のだが回復量は魔法攻撃依存。 妹紅のこれ以外のスキルはすべて物理攻撃力に依存しているのでIntに振りにくい妹紅とは相性がよくない。 これを使って回復するくらいなら敵を殴って黙らせたほうがいいことのほうが多い。 フェニックス再誕・・・蘇生魔法 蓬莱の薬を使わずにメンバーを復活させられるのは便利。 ただし無計画に唱えても詠唱時間が長いので回避の低い妹紅だとほぼ確実に妨害される。 使いたい場合は別のキャラに相手をひきつけてもらう必要がある 名前 コメント
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妹紅 転職条件 輝夜+妹紅人形 妹紅 成長率 45_m.gif HP MP 攻 守 素 魔 精 ⑨(10) SSS A C C SS S 備考 にゅーくれらっぷー、もんぺの妖怪 習得スキル 名前 習得SP 威力 消費MP 属性 判定 攻撃側/防御側 備考 月のいはかさの呪い 10 20 自然 魔法 魔力/精神 全体・動封付与 火の鳥-鳳翼天翔- 20 40 炎 物理 魔力/防御 単体・火傷付与 正直者の死 35 30 無 魔法 魔力/精神 全体・特殊状態無視 フェニックスの尾 50 - 30 - - / 単体復活。ザオリク フジヤマヴォルケイノ 75 50 炎 魔法 魔力/防御 全体攻撃+火傷付与 インペリシャブルシューティング 100 120 炎 魔法 魔力/精神 全体攻撃+使用者動封 リザレクション 100 - ※ 無 - / 自己蘇生のみ ※消費は自MP×0.3 もこたんインしたお! 1000 - 現在値の半分 - 補助 0Fで使用可能、リーダーである必要は無し@すすむ+クエスト中味方全員のステータスが上昇 正直者の死は、使用者が攻封・魔封状態でも発動可能。相手が"心読"状態であれば攻撃は当たらない。 リザレクションはMPさえあれば何度でも発動可能?生存状態で使った際はMPを消費するだけ。 もこたんインしたお!は素のステータス(HP・MP・攻撃・防御・素早さ・魔力・精神)が1.25倍へと上昇する。クエスト中効果のため、1クエスト中に多大のレベルアップが行われた場合能力が飛躍的に上昇する。このスキルは主職業が妹紅である場合にのみ使用可能。 バランス調整の為、SP1000技は消滅しました コメント 正直者の死 は特殊状態無視といえど、大防御や防御には有効ではない様子です。 -- さる (2012-01-31 19 50 37) 名前 コメント